KuCoinのジョニー・リゥCEOが撤退のについてFUDだと語る

KuCoin のCEOが市場撤退の鵜沢を否定

KuCoinのジョニー・リゥ(Johnny Lyu)CEO(最高経営責任者)は、同社の撤退問題や債務超過の噂を一蹴し、KuCoinの全てが順調に稼働していると述べたことが明らかになった。

日本語訳:
今すぐKuCoinから撤退
ドリルではありません
スレッドの時間はありません
いいねしてリツイートしてメッセージを広める
そのようなことでカワウソはほとんど間違っていません

同CEOは自身のTwitterで、同社が債務超過に直面しているのではないかという憶測に対して、KuCoinのすべてがうまく運営されていると断言し、取引所には引き出しを停止する計画はないと反論。この発言はTwitter上で同社の財務状況について推測が流れ始めた後に発言されている。というのも、Twitterユーザーの@Otteroooo氏は、KuCoinがLuna崩壊によって大きな影響を受けているとし、「WITHDRAW FROM KuCoin RIGHT NOW(日本語訳:今すぐKuCoinから撤退)」とのツイートをしている。また、@Otteroooo氏は、KuCoinが近い将来、顧客の資金の引き出しを停止できるといういくつかの根拠を説明し、ユーザーに資金の引き出しを仰いでいる。

これに対してリゥ氏は次のようにツイートしている。

日本語訳:
FUDに注意してください!
誰がこれらの純粋な噂を広めているのか、そして彼らの意図は何であるのかはわかりませんが、KuCoinはLUNA、3AC、Babelなどにさらされていません。
「コインの崩壊」による「大きな苦痛」はなく、撤退を止める計画もありません。KuCoinのすべてがうまく機能しています。

市場低迷によるFUDが噂の原因か

実際、KuCoinは5月に資金調達ラウンドで1億5,000万ドル(約203億円)を調達し、同社の評価額は100億ドル(約1兆3,541億円)に達しているほか、仮想通貨市場の低迷が続いているにもかかわらず、同社は積極的に雇用も行っている。

市場が混乱している今、多くの大手企業が問題を抱えており、大企業やクジラが市場に影響を与えようとする絶好の機会であることからこのようなFUD(Fear=恐怖+Uncertainty=不確実+Doubt=疑問=悪い噂・悪評)が目立つようになったとのことだ。

一方で、NEXTMONEYの特集記事「裁判所は3AC(Three Arrows Capital)に対して清算を命じる」でも報じているように、3AC(Three Arrows Capital)は6月、ボイジャーから15,250BTCと3億5,000万米ドル(約6億6,500万円相当)の融資を不履行にしたことが判明し、清算の準備を行っていることが明らかになった。6月上旬に危機が展開し始めるまで、3ACはピーク時に100億ドル以上の運用資産を保有する、仮想通貨業界最大のヘッジファンドの1つであったが、仮想通貨市場の急落に伴い、同社は仮想通貨貸し手から大きなレバレッジをかけていたため、流動性問題に直面していた。

仮想通貨の冬が深まるにつれ、仮想通貨ユーザーはクジラがさらに金持ちになろうとするため、噂やその他の奇策が増えることに備える必要がある。

裁判所は3AC(Three Arrows Capital)に対して清算を命じる

2022.06.30