エニグマとインテルがプライバシー保護のコンピューティング技術の研究・開発のため提携を発表
仮想通貨エニグマ(Enigma/ENG)の創設者であるGuy Zyskind CEOは今月の21日、プライバシー保護に関するコンピュータの技術の研究や開発のためインテルと提携することを発表しました。
これによりエニグマの価格は約18%の大きな価格上昇を見せました。
今回の研究では、計算中のデータを保護することができるインテル・ソフトウェア・ガード・エクステンションズ(SGX)を採用し開発を行っていくようです。
エニグマは、マサチューセッツ工科大学(MIT)発の仮想通貨プロジェクトで、分散型アプリケーション(Dapps)のさらなるプライバシー保護を重視したプラットフォームの構築を目標としています。
さらに、エニグマはシークレットコントラクトは、スマートコントラクトにおける情報データを秘匿化することができます。
イーサリアムなどの従来のスマートコントラクトは、パブリックチェーンを使用しトランザクション情報が見える状態になっています。
しかし、このシークレットコントラクトを導入することにより、暗号化技術でプライベートな情報を機密データとして扱うことができます。
今後両者は、スマートコイントラクトにおけるプライベバシーの保護と、スケーラビリティ問題と呼ばれる取引遅延の解決を目指しています。