タイムによるバーチャルタイムズスクエア「TIME Square」の構築へ
タイムマガジン(TIME)はサンドボックス(The Sandbox)と提携し、メタバースに仮想タイムズスクエアである「TIME Square」を構築することにより、仮想通貨とNFT(非代替性トークン)の世界への進出を続けていくことが分かった。
公式発表によると、TIME Square構築は、ニューヨーク市の実際のタイムズスクエア地区の「仮想精神とエネルギー」に触発されて立ち上げられたプロジェクトとのこと。タイムズスクエアは、米国ニューヨーク州ミッドタウンマンハッタンにある文化の中心地であり、商業の交差地点、世界中の観光客が訪れる地とさまざまな顔を持つエリアである。この地域は、巨大なモニター画面広告が設置されている事でも有名であり、「ニューヨークの中心」および「世界の交差点」と見なされて、世界各国の映画やドラマ、広告などのロケ地である。
今回メタバースに進出する事がわかったTIME誌は、この現実世界の似たものをメタバースで再現することを計画している。今回のパートナーシップにより、同社はサンドボックスの仮想土地にTIME Squareを構築できるようになり、2021年にNFT市場へ参入して以来、TIMEにとって初めてのメタバースとなる。
メタバースの心臓部に
2021年9月、TIMEのNFTコミュニティイニシアチブである「TIMEpieces」は、40人以上の影響力のあるアーティストのオリジナルアートワークをフィーチャーしたNFTコミュニティイニシアチブを立ち上げている。
現在、コミュニティには
・Genesis
・Inspiration
・Long Neckie Women of the Year
・Slices of TIME、BeatclubCollection
以上の4つのNFTコレクションがある。
TIMEの社長であるキース・A.・グロスマン(Keith A.Grossman)氏によると、同社の目標は「メタバースの中心」となる仮想環境を構築することと明かしたうえで、次のように語っている。
私たちの目標は、メタバースの中心となる目的地を作成することです。2021年9月にTIMEPiecesを立ち上げて以来、私たちはWeb3でコミュニティを開発することに注力してきました。これは、信じられないほどの100年の遺産の恩恵を受け、TIMEが確立したアクセスです。
ナチュラルブリッジ
TIME Squareは、TIMEPiecesの所有者が教育やレクリエーションの目的でタイムスタジオが主催する会議やイベントに参加するなどのユニークな体験を楽しむための包括的なプラットフォームとして機能する。
グロスマン社長は、TIME Squareは、会社の仮想コミュニティ、歴史的報道、グローバルな関係、および実際の出来事の間の「自然な架け橋」を提供すると述べている。一方のTheSandboxの共同創設者であるセバスチャン・ボルゲット(Sebastien Borget)氏は、パートナーシップについて次のようにコメントしている。
TIMEと提携することで、この仮想マンハッタンの鼓動の中心としてTIMEPiecesを追加します。ここでは、仮想建築家のデザインコールが、ブランドとクリエイターの創造的なメタバースの場所であるTIMESquareで開催されます。