ビットコインハッシュレートが史上最高値にまで回復
2022年5月に一時的に減速した後、ビットコイン(Bitcoin/BTC)ネットワークのハッシュレートは史上最高値にまで回復し、合計すると、マイナーは現在、1日あたり平均258回のエグザハッシュ(EH/s)を生成している事が分かった。
Bitinfocharts「Bitcoin Hashrate historical chart」より画像引用
ハッシュレートデータ提供サービスを手掛けるBitinfochartsの最新データによると、過去24時間だけで1日の平均ハッシュレートは4.41%急上昇しており、1週間前、ハッシュレートは188 EH/sと低く、188兆回ハッシュであった。以前のハッシュレートの記録は、5月2日に251EH/sに設定され、その後低下し始めている。
価格とハッシュレートは論理的つながりを共有
仮想通貨の価格とハッシュレートは論理的なつながりを共有している。
ビットコイン価格が下がると、ビットコインマイナーは、ハッシュを生成するために必要なエネルギーを消費するように動機付けられなくなる。ハッシュは、各ブロックを作成するために必要な暗号化の問題に対する独立した推測の答えであり、正しいハッシュが見つかり、ブロックが作成されるとマイナーは現在、6.25BTCの報酬を獲得し、ブロックトランザクション料金を徴収する。
ハッシュレートが上がると、ビットコインの難易度アルゴリズムが上がり、各ブロックのマイニングに約10分かかり、ブロック作成プロセスは、ネットワーク保護に使用されるエネルギーまたは作業のために、「作業の証明」と呼ばれるコンセンサスメカニズムに従う。イーサリアム(Ethereum)もこの方法で動作するものの、「ステークの証明」と呼ばれるメカニズムへの移行を現在は計画している。これにより、理論的にはネットワークのエネルギーフットプリントが削減され、スケーラビリティが向上。ケンブリッジのインデックスによると、ビットコインは現在、毎年推定125テラワット時の電力を消費しており、この電力消費量は、他のどの仮想通貨ネットワークよりもはるかに多いのが現状だ。