新Terraブロックチェーン立ち上げへ
Terra(テラ)の400億ドル(約5兆774億円)規模のエコシステム崩壊を受け、Terraform Labsのド・クウォン(Do Kwon)共同創業者兼CEO(最高経営責任者)は、新しいTerraブロックチェーンの立ち上げを提案したことが明らかになった。
声明によると、Terra再生に向けたローンチ計画として、新しいチェーンであるTerra 2.0を作るというTerraの提案が承認され、これに伴い、今週初めに仮想通貨取引所Binanceは、アルゴリズムステーブルコインなしで新しいチェーンを起動するために、Terraチームと協力する意思を示したとのこと。
Terra 2.0が誕生することで、現在のチェーンはクラッシュしてゼロになり、現TerraはTerra Classicと改名され、新しいチェーンには、Terraのエコシステムを崩壊させる原因となったアルゴリズムによるステーブルコインは搭載されない予定とのことだ。さらに、LUNA(旧)トークンのティッカーはLUNCに改名されると投稿されているほか、UST(旧)トークンのティッカーはUSTCに改名される。そのため、2022年5月26日(木曜日、14:00UTC)にLUNA(旧)およびUST(旧)の入出金が停止され、LUNA/BUSDとUST/BUSDのスポット取引ペアは、2022年5月26日15:00(UTC)に停止。保留中のすべてのスポット注文がキャンセルされる予定とのこと。
65%以上が新chainに賛成
今回のTerra提案は、2億票を超える賛成票を獲得しており、65.5%の投票者が新チェーンの創設を承認し、20.98%が投票を棄権、13.2%が拒否権付き反対を投票したとのこと。
Terra 2.0は5月27日(金曜日)にメインネット上にローンチされる予定であり、その後、LUNA 2.0トークンの取引が可能になり、既存のステークホルダーにエアドロップされる予定であるとのことで、Terraform Labsは、次のようにアナウンスしている。
新しいTerra 2.0トークンは、Terraプロジェクトチームのトークン配布計画に基づき、すべての対象ユーザーに配布する予定です。アカウントごとの配布比率は、別途お知らせします。
一方で、Binance以外にもいくつかの仮想通貨取引所がTerraのLuna 2.0計画をサポートするために名乗りを上げており、なお、以下は5月27日(金曜日)に予定されている新しいLUNAトークンのエアドロップに協力する仮想通貨取引所の一部である
Binance
Huobi
Crypto.com
ByBit
Bitrue
ビットフィネックス
Kraken
FTX
Gate.io
OKX
Bitget
クコイン
Lbank
レモンキャッシュ
HitBTC
BitMart
WhiteBIT
BKEX
MEXCグローバル
CoinSwitch Kuber
コインメトロ