英国はステーブルコイン合法化計画を明らかに
英国のチャールズ皇太子は、健康上の理由でエリザベス女王に変わって行ったスピーチの中で仮想通貨法案のアイデアを発表した事が分かった。
チャールズ皇太子が代理を務めた英国議会への女王の年次演説の間、38の新しい法案が導入され、同法案は、教育、インフラストラクチャー、健康、およびセキュリティなどの問題をカバーしている。
Economic Secretary @JohnGlenUK announced today that stablecoins will be brought into UK payments regulation.
This places the UK financial services sector at the forefront of technology, creating conditions for stablecoin issuers and service providers to operate and invest. pic.twitter.com/14SsIGW5bf
— HM Treasury (@hmtreasury) April 4, 2022
JohnGlenUKは本日、ステーブルコインが英国の決済規制に組み込まれることを発表しました。
これにより、英国の金融サービスセクターはテクノロジーの最前線に位置し、ステーブルコインの発行者とサービスプロバイダーが運営および投資するための条件を作り出しています。
法案の1つは仮想通貨に関連したものが含まれていたという。チャールズ皇太子は、新しい仮想通貨法案は、違法金融に取り組み、金融犯罪を減らし、地元企業の成長を支援することを目的としていると語っている。
物議を醸す時代の勇敢な決断
英国財務省は「常に技術と革新の最前線にいる」というビジョンを持っているとリシ・スナック(Rishi Sunak)大蔵大臣は主張している。
しかし、英国財務省は法定通貨としてステーブルコインを採用する予定はなく、代わりにUSDコイン(USD Coin/USDC)やテザー(Tether/USDT)などの1:1の比率で完全に裏付けられたステーブルコインを使用して運用することを好んでいるとみられる。今回提案された法律は、地元企業に新しい成長の機会と金融の安定性を提供すると同時に、最新の金融技術が国の日常生活にうまく統合されることを保証することを目的としている。英国財務省のスポークスパーソンは、LUNAやUSTなどのアルゴリズムベースの仮想通貨から新しい法案を遠ざけ、特定のステーブルコインは、裏付けのない仮想通貨と特性を共有しているため、支払い目的には適していないことを明確にしている。
英国の裁判所により貴重な財産として認められたNFT
英国政府による規制措置は、英国の裁判所がNFT(非代替性トークン)が私有財産として認識されていると裁定したわずか数週間後に行われた。
Women inBlockchainTalksのCEOである(LaviniaD.Osbourne)氏は、ハッカーが2つの「ボスビューティー」NFT(番号680と691)を盗んだと非難。これに対して高等裁判所は、NFTは個人の所有物であり、法律で保護されていると判断。そのため裁判所は、盗まれたデジタル商品を所有している2人のアカウント所有者に関する情報をOpenSea https://opensea.io/ に開示するよう要求した後、OpenSeaのホストネットワーク上の資産を凍結する差し止め命令が迅速に開始されている。
判決は、最高裁判所にあたるロンドンの高等法院で行われた訴訟中にくだされている。英国、そして実際に世界のWeb 3.0コミュニティは、高等裁判所がNFTを公的な立場で私有財産として初めて認めた画期的な事件として、見習うべきことが多くあるにもかかわらず、判決が英国の法的な仮想通貨の枠組みにどのように影響するかはまだまだ不明である。