バーレーン最大資産運用会社がブロックチェーンファンドを立ち上げ
バーレーン最大の資産運用会社であるInvestcorpHoldingsは、初のグローバル機関投資家向けブロックチェーンファンドを立ち上げた事が新たに分かった。
この組織は、ブロックチェーンテクノロジーによって推進されるスタートアップに資金を割り当てることを目指しているとのこと。フォーブスによって中東で2番目に大きいウェルスマネージャーとしてランク付けされた同社は、現在、投資家に新しいファンドの資金調達を求めている。中東は着実に仮想通貨と関連技術のハブになりつつあり、バーレーン、ドバイ、アブダビなどの地域はすべて、仮想通貨に対して友好的な姿勢を取り続けている。
Investcorpがブロックチェーンスタートアップに資金提供
Investcorp Holdingsは、ロックチェーンファンドを「eLydianLion」と名付けており、ブロックチェーン、分散型ファイナンス、データ分析に取り組んでいる初期段階の企業をターゲットにすると述べている。
#Investcorp launched the first global institutional blockchain fund from Abu Dhabi. The fund will be deployed globally and will focus on investments in companies leading the next digital evolution driven by blockchain technology. Read more: https://t.co/xPf53GlQMo pic.twitter.com/EnL8gHsJUX
— Investcorp (@Investcorp) April 11, 2022
Investcorpアブダビから初のグローバル機関ブロックチェーンファンドを立ち上げました。このファンドはグローバルに展開され、ブロックチェーンテクノロジーによって推進される次のデジタル進化をリードする企業への投資に焦点を当てます。
一方、同ファンドは投資家が、成長するブロックチェーン業界に早期に触れることを可能にするだろうと述べており、同社のテクノロジープライベートエクイティビジネスのチーフであるギルバート・カミエニエッキー(Gilbert Kamieniecky)氏は、ブロックチェーンと関連テクノロジーがインターネットのように経済を変えられると信じていると述べている。
より多くの資金調達を
大手メディアのブルームバーグによると、Investcorpは他のさまざまなプロジェクトのために、より多くの資金を調達しようとしていると報じている。
同社は400億ドル(約5兆448億円)以上の資産を管理しており、同社はその規模を2倍にする計画で、アジアへと拡大することを目指しているという。2021年に同社は、決済および電子財布ソリューションを提供するMIRLimitedを買収しており、同社上級幹部は、同社がインドの新興企業やその他のセクターに約6億ドル(約756億円)を投資したと語っている。なお、AUM(運用資産)評価額は、今後10億ドル(約1,260億円)を超えると予想されている。