NYDFSが仮想通貨規制ガイダンスを発表=ブロックチェーン分析を強化

NYDFS がブロックチェーン部戦績を強化へ

NYDFS(New York State Department of Financial Services=ニューヨーク州金融サービス局)は、ロシアの侵略と制裁措置の適用を受け、規制の対象となるすべての個人および団体に対して新たなガイダンスを発行した事がわかった。

また、これに関連して3月2日(水曜日)、キャシー・ホークル(Kathleen Courtney Hochul)ニューヨーク州知事は、NYDFSが認可した規制は仮想通貨ビジネスのロシアの個人、銀行、およびバイデン政権が認可したその他の事業体におよび、マネーロンダリング(資金洗浄)防止法および銀行秘密法を施行する能力を強化することを目的としている。

仮想通貨規制に関するガイダンス

NYDFSは、ロシアの侵略が制裁を回避するために仮想通貨の送金が使用されるリスクを大幅に高めると考えている。

その結果、仮想通貨ビジネス活動に従事するすべての規制対象団体は、仮想通貨がもたらす固有のリスクから保護するために、調整されたポリシー、手順、およびプロセスを備えている必要があるとのこと。これらには、制裁の遵守に関連する既存の連邦およびNYDFSガイダンスの実施を含むが、これらに限定されないとのこと。NYDFSは、規制対象の事業体は、制裁リスト、地理的スクリーニング、および各事業体の特定のリスクプロファイルに関連するその他の措置を含むものの、これらに限定されない仮想通貨固有の管理措置の有効性に特別な注意を払う必要があると考えている。

主な事例は次のとおりである。

・制裁措置の暴露を検出および防止するためのジオロケーションツールとIPアドレスの識別およびブロック機能の使用。
・特別指定国民およびブロックされた人物(SDN)リストにリスト、または制裁された管轄区域にある制裁対象の個人および団体に関連する仮想通貨アドレスまたはその他の識別情報を含むトランザクションアクティビティを識別するためのトランザクション監視および調査ツール。
・ブロックチェーン分析ツール。

制裁に関するガイダンス

ロシアの個人、銀行、その他の組織に経済制裁が課せられたため、OFAC(Office of Foreign Asset Control=米国財務省の外国資産管理局)は、これら制裁実施に関する命令とガイダンスを発行している。

このガイダンスでは、米国人(銀行、仮想通貨事業、保険会社、その他の金融機関、保険会社、第三者管理者を含むがこれらに限定されない)は、SDNリストに載っている人物との金融取引を行うことを禁じられている。OFACが、OFACサイトにリストされているライセンスを通じるか、特定のトランザクションに対して別のライセンスを取得することによって別の方法で承認した場合を除くとのこと。

SDNリストには載っていないものの、債務と資本を調達する能力、または特派員と支払い可能な口座に関して、より限定的でありながら厳格な制裁がいくつかのロシアの事業体に課されているとのことだ。

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