中国の伝媒大学がBaiduのメタバースで仮想バージョンを発表

中国の伝媒大学が仮想大学を開校

中国の主要大学の1つで、放送、メディアに関する分野における中国最高レベルの大学と称されている伝媒大学(英語名:Communication University of China)が、そのビジネスをメタバースに持ち込み、急上昇するトレンドに飛び乗った初の学術機関となった事がわかった。

中国伝媒大学は、Baidu(百度)のXiRang(希壌)プラットフォームを利用し、メタバースに物理的なキャンパスを複製した。興味深いのは、この伝媒大学では、2021年12月26日にデジタルキャンパスで記念日のお祝いと授賞式を主催しており、イベントは、物理的な人物と仮想人物の両方が共催した事で大きな注目を集めている。

仮想キャンパスに関してメタバースの訪問者は、VR仮想現実(Virtual Reality)ヘッドセット、モバイルデバイス、パソコンのいずれかを使用して大学のデジタルバージョンを探索できる仕組みだ。

次々と開校する仮想大学

中国のハイテク大手でもあるBaiduは、2021年12月にXiRangと呼ばれるメタバースアプリのテストを正式に開始した。

このアプリはその後12月27日にすべてのユーザーに公開され、同社の毎年恒例の主力開発者会議であるBaiduCreateをホストするために使用されている。文字通り「希望の地」として定義されているXiRangは、Baiduによって開発された非ブロックチェーンのメタバースプラットフォームだ。

メタバースの世界的な流行に後押しされ、仮想大学の人気が高まっている。Meta(旧社名:Facebook)はVRヘッドセットプロデューサーのVictoryXRと提携し、2022年までに全米に10のメタバース大学キャンパスを立ち上げるとの公約を掲げている。同様に、スタンフォード大学(Stanford University)は11月に、リモート学習と相互作用を促進する最初のVR教室を開設し、こちらも高い関心が寄せられていた。

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