米・アラバマ証券委員会:97の不正な仮想通貨取引サイトを閉鎖

97の不正な仮想通貨サイトに対して規制継当局が排除命令

米国アラバマ州の証券規制当局は、AcoinTradingおよびその他の96件の仮想通貨サイトに対して排除措置命令を出したことが分かった。

仮想通貨投資詐欺は、「過剰なリターン」を約束し、「架空の口座価値」を報告し、「非公開の手数料」を課します。

ASC(Alabama Securities Commission=アラバマ証券委員会)は11月10日(木曜日)、97の仮想通貨取引ウェブサイトに対し、排除措置命令を出したと発表し、声明の中で同委員会は次のように述べた。

アラバマ証券委員会(ASC)は、AcoinTradingおよびその他の96の不正な仮想取引プラットフォームの所有者であるフィリップ・ズカ(Philip Zuka)氏に対して排除措置命令を出しました。この命令は、ズカ氏が投資商品を登録しなかったことと、投資顧問として登録しなかったことの結果です。

ズカ氏は、過剰なリターンを約束し、架空の口座価値を報告。アラバマの投資家に非公開の手数料を課したことで、アラバマ証券法に違反した。ASCは、アラバマの投資家がオンラインでAcoin Tradingを発見し、このプログラムが投資家をわずか1週間で元の投資の8倍にする方法に興味をそそられたと説明しており、ASCは次のように説明した。

その結果、投資家はデモに参加し、約10,000ドル(約114万円)のビットコイン(Bitcoin/BTC)を投資しました。これはAcoin Tradingサイトで提供されるウォレットに預けられました。


投資家は投資した資産全てを失う

Acoin Tradingサイトで提供されるウォレットに預け入れた投資家は、お金を引き出したいと思ったとき、ズカ氏から資金を引き出す前に追加の支払いを要求されている。

投資家はすぐに投資が詐欺であることに気づき、ASCに苦情を申し立て、ズカ氏とズカ氏が提供している取引プラットフォームすべての通信を停止した。しかし、規制当局は、苦情を申し立てていたアラバマの投資家は、投資した資産全てを失ったと述べている。

今回発令された命令によると、Acoin Tradingの所有者は、「Sir PhilipZuka」または「Sirzuka」という名前のNamecheapInc.ユーザーであったという。「Sirzuka」はNamecheapInc.を通じて281のサイトを作成。281サイトのうち、127が機能しており、96がAcoinTradingと同じように動作しているとのこと。なお、IPアドレスは、ナイジェリア、ヨーロッパ、または米国から発信されていたという。