分散型取引所dYdXの取引量が急増
DEX(Decentralized Exchange=分散型仮想通貨取引所)dYdXの取引量が過去24時間で人気仮想通貨取引所Coinbaseの取引量を上回った事が分かった。
最も人気のある分散型取引所の1つであるdYdXは、24時間の全体的な取引量が、米国を拠点とする最大の集中型取引所であるCoinbaseを上回ったため、開発において重要な節目に到達した。
dYdXがコインベースを超える
イーサリアムブロックチェーン上に構築されたdYdXは、パーペチュアル(perpetual=無期限契約)、マージン(margin、※1 )、スポットトレーディング、および貸し借りをサポートするDEXである。数年前に発売され、2021年半ばから取引量が急増している、今最も熱い取引所の形態だ。
トレーダーがより大きな額で取引ができるように、取引口座の資金を担保に仮想通貨取引所や金融機関が貸し出すローンを利用した仮想通貨取引を指す。
CoinGeckoのデータによると、2021年4月および5月のdYdX取引量は約2,500万ドルに上り、6月で取引量が急増し始め、過去24時間で最高潮に達した。また、Data Aggregatorによると、1日あたりの取引量が65億ドル(約7,223億円)に急増したことを示している。さらに、米国最大の集中型取引所であるCoinbaseは30億ドル(約3,333億円)強で、CryptoComとHuobiもdYdXに後れをとっているが、Binanceだけが約230億ドルと高い数字を持っています。
dYdXの創設者で元Coinbaseの従業員であるアントニオ・ジュリアーノ(Antonio Juliano)氏はTwitterを通じてマイルストーンの概要を説明している。
5 years ago I left @coinbase and eventually founded dYdX
Today, for the first time, @dydxprotocol is doing more trade volume than Coinbase 😯📈 pic.twitter.com/QzoKAUpH29
— Antonio | dYdX 🦔 (@AntonioMJuliano) September 26, 2021
5年前に私はcoinbaseを去り、そして最終的にdYdXを設立しました。
今日、はじめてCoinbaseよりも多くの取引量を記録しました。
CoinMarketCapより画像引用
dYdXのネイティブトークンであるdYdXトークン(dYdX/DYDX)も、30%上昇し、CoinMarketCapの調べによると、9月28日11時時点の価格は、1DYDX=2,300円台前半で推移しており、前日同時刻比で-1.48%とやや下がっているものの、1週間比で見てみると、57.99%上昇しており、時価総額も1,287億円に急増。9月27日(月曜日)にはDYDX史上最高額の1DYDX=2,446を超え、記録を樹立した。