SECがUniswap Labs.の調査開始か
SEC（米国証券取引委員会）は、人気DEX（分散型取引所）プロトコルUniswap（ユニスワップ）の運営母体であるUniswap Labs.への調査を開始したと複数メディアが報じた。
金融・経済の日刊経済新聞であるWSJ（Wall Street Journal＝ウォールストリートジャーナル）の報道によると、この問題に詳しい人物らは、SECがユーザー履歴とプラットフォームが投資家によってどのように使用されているかを調査していることを明らかにした。現在、調査は初期の段階にあり、必ずしも不正行為の深刻な申し立てに終わるわけではない。しかし、報じられた調査結果は、NEXTMONEYの8月30日付の特集記事「SECがDeFi市場調査のために分析会社と625ドルで5年の契約を締結」で報じたように、SECがブロックチェーン分析会社との契約に署名し、多様なDeFiエコシステム調査支援からわずか数日しか経過していない。SECのゲイリー・ゲンスラー（Gary Gensler）委員長は、過去のインタビューで、DeFi市場を規制する必要性を復活させている。
Uniswapは、1日あたりの取引量が10億ドル（1,097億円）を超える、主要DEXプロトコルであり、最大のDEXプラットフォームに対するSECの関心は、DeFi市場に対する監視が高まっていることを示している。ゲンスラー委員長は、これらのDeFiプラットフォームがどれほど分散化されていても、報酬として貴重なトークンを提供するため、SECの監視下に入る可能性があると述べている。
SECがDei市場に目を向ける次は
米国・バイデン政権は、仮想通貨市場を規制監視下に置くことに固執している。
これは、インフラストラクチャー法案の仮想通貨課税セクションに対する物議を醸した深夜の修正と、SECチーフによる継続的なコメントから明らかである。Uniswapのスポークスマンは、規制当局に完全に準拠することを仮想通貨専門メディアのTheBlockに対し、次のように語っている。
私たちは、業界を統治する法律や規制を遵守し、規制当局に問い合わせを支援する情報を提供することをお約束します。
調査は準備段階にあるかもしれないものの、SECが主な問題である高度に分散化されたDeFi市場を追跡することは非常に明確である。
