リップルが1ドル第に回復
リップル(XRP)は現在、5月と7月の安値より96%高く取引されており、1ドルを上回り、今後も強気な動きが予想されている。
CoinMarketCapより画像引用
CoinMarketCapの調べによると、8月12日16時半の時点でのXRP価格は、一時113円を超えたものの、下げ圧力で少し下がり、1XRP=112円(1.02ドル)前後で推移しており、前日同時刻比13.40%、1週間で40%以上の上昇を見せ、時価総額も5兆1,364億円を超えている。
CoinMarketCapより画像引用
XRPの価値の急回復による上昇は、当初、仮想通貨により多くの規制を課すであろうインフラストラクチャー法案に関する米国上院での進展を妨げる障害によって引き起こされているとみられていた。これらによってビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum.EYH)の購入を促進。さらに、アルトコインがこれらにつられ、より強い反発を引き起こし、仮想通貨投資家に歓声をもたらした。なかでもXRPの強気な動きは、SEC(米国証券取引委員会)が裁判官の命令に反して、会社との証拠開示書類の共有を拒否した後、SECとRipple間の訴訟進展をめぐる前回のセッション中にさらに強化されている。
一方で、SECは、Slack(Rippleのコラボレーションアプリ)で大量の従業員のコミュニケーションにアクセスすることを主張しているが、同社は提供を遅らせようとしているとみられる。その理由について、専門家によると同社は、SECがビットコインやイーサリアムなど、他の仮想通貨の見解に関連する文書発見・提出することを拒否したことに応じ、最新の動きに足を引っ張っている可能性があるとみられている。
ファンダメンタルズ(※1)の面では、XRPは、韓国に拠点を置く大手クロスボーダー送金会社であるGlobal Money Express Co. Ltdからのサポートを享受し、リップルネットネットワークに参加している可能性がある。同社はRippleNetテクノロジーを使用してタイのSCB(Slam Commercial Bank=サイアム商業銀行)に接続し、アジア2カ国間送金を改善。アジア市場におけるRippleの拡大するビジネス上の関心をさらに示している。
景気動向や財務状況などをもとに将来の価格を予測する分析手法を言う