Block.oneはEOSICO集団訴訟で2,750万ドルの和解金を支払い和解

Block.one が40億ドルICO集団訴訟で2750万ドルで和解

EOSIOブロックチェーンの運営企業であるBlock.oneは、イオス(EOS)の40億ドルを越えるICOに対する集団訴訟で、2,750万ドルを支払うことで和解に至ったことを正式に発表した。

6月11日(金曜日)に公開された裁判所の記録によると、Block.oneとCrypto Assets Opportunity Fund(CAOF)は5月9日に和解に達したと裁判所に通知。今回の集団訴訟は、投資家のチェイス・ウィリアムズ(Chase Williams)氏とウィリアム・チャン(William Zhang)氏らのCAOFによって2020年4月3日に提起されたものであり、2017年6月26日から2019年6月4日までの間にEOSを購入した人に代わって起こされたものだ。CAOFは、Block.oneが未登録の証券を売却することで投資家を誤解させ、EOSの価格を人為的に高騰させたと主張しており、Block.oneは声明で次に用に語っている。

Block.oneは、この訴訟にはメリットがなく、多くの不正確さが詰まっていると考えています。しかし、この和解を受け入れることで、事業の運営と新製品の提供により多くの時間とエネルギーを注ぐことができます。


Block.oneは過去にも集団訴訟で巨額和解金を支払い

Block.oneは2019年10月にも、NEXTMONEYの特集記事「SEC、仮想通貨EOSの運営企業に2400万ドルの罰金を要求」で報じたように、EOSの開発にあたり未登録で2017年から2018年の約1年間ICOを実施。41億ドル(約4,500億円)相当の資金調達したとして、SECとのICOに関する訴訟で、2,400万ドル(約26億円)で和解合意している。Block.oneは今回と同様、SECの調査結果を認めたり拒否することなく和解請求に同意し、罰金の支払いを行なっている。また、今回の和解に関しても、40億ドルのICOを超える集団訴訟において、2,750万ドルという金額での和解には賛否両論の声が聞こえている。

実際、和解が完了した現在でも、CAOFとBlock.oneは責任と損害賠償の範囲、および回収可能な金額について引き続き意見が分かれているため、裁判所は各請求者がどの程度の権利を有するかについての評決を下す前に、潜在的な上訴を処理する必要があるだろう。

SEC、仮想通貨EOSの運営企業に2400万ドルの罰金を要求

2019.10.01