バイナンスラボの社長が「バブル崩壊が起きることは、業界にとって良いことである」と発言
Binance(バイナンス)がICO(イニシャルコインオファリング)の前段階をサポートするプラットフォームBinance Labs(バイナンスラボ)のエラ・チャン社長が、ICOの「バブル崩壊が起きることは、業界にとって良いことである」と発言し注目を集めています。
エラ・チャン社長は、仮想通貨のユーザー数が増えたことで強気市場になっているが、バブル崩壊後は本当の意味で素晴らしいプロジェクトが出現するだろうと述べ、先ほどの発言に肯定的な意見を述べました。
さらにこのようにも述べています。
「バブルが崩壊を望んでおり、仮想通貨市場ではまだ多くの宣伝が行われています。しかしこれは、評価は高く、不合理です。バブル崩壊が起これば、業界にとっては良いことだと思っている」
中国の大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は、10億ドル(約1100億円)で仮想通貨ベースのファンドを設立すること報じており、エラ・チャン社長が中心となって事業を進めます。
ファンドでは、バイナンスはパートナーを合計20人探しており、パートナーの条件として最低でも1億ドルの資産を管理している必要があるとしています。
また、中国政府の国家インターネット金融セキュリティ専門委員会(IFCERT)により今年の4月時点までの監視下において、詐欺的な仮想通貨が421通貨あったことが判明しています。
詐欺的ICOやコインが増加する中で、エラ・チャン社長の発言は市場の賛否が分かれる発言になりそうです。
ICOバブルの崩壊は、SCAMはもちろん、価値のないICOの淘汰を促します。
規制云々よりも、バブル崩壊こそが正常化への第一歩なのかも知れません。
買えば儲かる、なんて時期はとうに過ぎ去りましたが、今後はよりリテラシーを高めない限りは難しくなるでしょう。