Verge、ブロックチェーンから200日間のトランザクションが消去される

Verge(ヴァージ)から200日分のトランザクションが消える

匿名性が高いことで知られる仮想通貨Verge(ヴァージ)で、大規模なブロックチェーンの再編成に見舞われ、6カ月以上の取引と残高が失われたことが分かった。

Le Calvezは、再編成は二重支払いによって引き起こされた可能性があることを示唆しており、2つの別々のトランザクションに多数のXVGトークンが同時に使用されている。ただし、インシデントの規模が大きいため、Calvezは、開発者がデータを調べて再編成の正確なソースを確立するのに時間がかかることを認めた。

その後、ロールバックを実施した結果、2020年7月以降にXVGトークンを受け取ったり購入したユーザーは、残高全てを失った可能性がある。

DeribitInsightsの研究者でツイッターユーザーのHasu氏は、数千の残高が単純に蒸発したとツイートしているほか、Verge保有者でツイッターユーザーでもあるShitcoinSloth氏は攻撃後、ウォレットの残高が空になったとツイートしている。

攻撃の規模にもかかわらず、Hasu氏は、ノードは攻撃者のチェーンを拒否し、前のチェーンを復元し、非常に簡単に対抗できると考えている。同氏によると今回の事件はGPUマイニングでサポートされているブロックチェーンの脆弱性を浮き彫りにしていると述べている。攻撃者になる可能性のある人をかわすために再編成が提案されたのはこれが初めてではなく、Hasu氏はVertcoinが51%攻撃に屈した2019年を参照している。同年、Binanceが4000万ドル以上でハッキングされた後、創設者兼CEOのジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao)氏は、資金を回収するためにビットコインの再編成するというアイデアを述べたものの、すぐに反対されている。

Twitterユーザーのetn_electroneum氏によって公開された未確認スクリーンショットは、ソースがフォークを作成したいいくつかのノードにリンクされていることを示すXVGアドバイザーのAlexanDreを示している。また、注目したいのが、「51%の攻撃はなかった」と付け加えている点だ。

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