ジャック・ドーシー、クレイグ・ライトにサトシ・ナカモトの証明求める

ジャック・ドーシー氏がライトへサトシナカモトの証明を要求

決済会社Square(スクエア)の仮想通貨部門であるSquareCryptoが、ビットコインの作成者であり、ホワイトペーパーの著者であるサトシ・ナカモトであると主張するクレイグ・ライト(Craig Wright)氏の主張に異議を唱え、書簡にてサトシであることの証明を提供するよう求めたことが分かった。

Squareが証明を求めた背景には、NEXTMONEYの特集記事「クレイグ・ライトの弁護士、2サイトにBTCホワイトペーパーの削除依頼」でも報じているように、ビットコインホワイトペーパーへのダウンロードリンクを削除するようにSquareCryptoに要求したライト氏への対応である。Square Cryptoは現在、昨年9月に結成された組織COPA(Crypto Open PatentAlliance)を介し、ライト氏に対応しており、同組織は、ビットコインのホワイトペーパーをホストしており、選択したメンバーの側に立つとツイート。なお、同組織メンバーには、Coinbase、Protocol Labs、Blockstream、ARKなどが加入しているという。

さらに、ライト氏の法務チームに送った手紙を添付し、彼がサトシであることを証明するように求めた。COPAの書簡は、ライト氏が、メンバーがライト氏の主張および評価できるよう、いくつかの問題を明確にすることを求めており、次のように述べている。

クライアントがサトシ・ナカモトであり、ホワイトペーパーの著者であると主張する根拠を説明、ホワイトペーパーを書き上げた日付及び場所を明確にしてください。

COPA側は、ライト氏がホワイトペーパーを単独で作成したかどうかも知りたいと考えており、単独ではない場合、他のすべての共著者の名前を尋ねているという。

ホワイトペーパー争い

ホワイトペーパーの執筆時にライト氏が採用されていたかどうかも知りたいと考えており、同氏がホワイトペーパー作成に関与しているかどうかを明確にしなければならないとCOPAは考えている。

COPAは、ライト氏質問に回答するための期間を2週間与え、期限を2月19日付としている。ただし、SNSなどでも指摘されているように、ライト氏側弁護団は対応する義務を負っていない。これは、デジタル通貨の未来の決定的な瞬間になりつつあるものの最新のひねりです。何年もの間、“自称”サトシ・ナカモトについての論争をSNSで繰り広げられてきた。しかし、ライト氏が実際に法廷へと出廷することで、新たな展開が予想されており、すでに、ビットコインのホワイトペーパー削除要求に耳を傾けている団体も現れている。

ビットコイン技術とビットコインに関連するさらなる権利を持っているという権利を行使することは“自称”サトシ・ナカモトを名乗る人物らの確固たる意図と考えられる。

クレイグ・ライトの弁護士、2サイトにBTCホワイトペーパーの削除依頼

2021.01.22

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