身元不明ウォレットから匿名取引が2021年以降に急増中

2021年は身元不明ウォレットから匿名取引が急増

過去12時間で、15,000を超えるビットコイン(Bitcoin/BTC)と125,000のイーサリアム(Ethereum/ETH)が所有者不明なウォレットから移動されていたことが分かった。

仮想通貨市場は2021年に入って以降、大きな変動が見られており、最近の仮想通貨価格の上昇によって、未確認取引が急上昇している。1月27日に日付が変わると、過去数時間で15,000超のBTCと125,000ETHが所有者不明のデジタルウォレットから転送された。

Whale Alert Transaction details(取引詳細)より画像引用

ブロックチェーントラッカーおよび仮想通貨分析会社であるホエールアラート(Whale Alert)が公開したデータによると、1月27日(水曜日)、7,977BTCが所有者不明ウォレットから転送された。身元不明ユーザーが3,730BTCを仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)から、所有者不明のウォレットに移動した。さらに、3,947 BTCを含むトランザクションが本日報告され、身元不明ユーザーが転送に不明なウォレットを使用した。

CoinMarketCapより画像引用

上記の取引の総額は約5億ドル、日本円で520億円相当に値する巨額取引だ。世界最大の仮想通貨価格は、過去7日間で10%以上下がっている。今月初めに史上最高値の41,500ドルを記録した後、1月27日20時台のビットコインは31,000ドル台後半、327万円台後半で取引されており、時価総額は61,031,779,117,526円となっている。

不明なイーサリアム取引

CoinMarketCapより画像引用

一方のイーサリアムは、力強い上昇を記録した後、今週初めに史上最高の1,470ドルを記録。ETH
は今年、750ドルで始まっている。Whale Alertは、過去12時間に126,000を超えるイーサリアムが関与する2つの著名ETHトランザクションを報告。最初のトランザクションでは、身元不明ユーザーが100,000ETHを仮想通貨取引所OKExに移動している。2番目のトランザクションでは、26,253ETHが身元不明ウォレットに移動。ビットコインとイーサリアムに加え、ユニスワップ(Uniswap/UNI)、テザー(Tether/USDT)、バイナンスステーブルコイン(Binance USD/BUSD)、パクソススタンダード(Paxos Standard/PAX)などの他の仮想通貨も同じ期間にかなりの量で移動されている。