イーサリアムネットワーク上で発行されたDAppsの数は1090個、トークン数は700種以上と判明
2017年にイーサリアムネットワーク上で開発された分散型アプリケーション(DApps)の数は1090個であり、発行されたトークン数は700種以上に上ると判明しました。
イーサリアム分析企業であるAlethio(アレシオ)のCrowley(クロウウェイ)氏は、コンセンサス・コミュニティ・デイの最初の登壇で、10万人の新しいユーザーが毎日平均して、イーサリアムのエコシステムに参加し、1日あたり約100万件のトランザクションが処理が行われていると発表しました。
また、現時点で2920万件のユニークアドレスがあると判明しています。
イーサリアムにはスマートコントラクトという、取引が全て記録さてれ、契約が自動的に実行されるというプログラムがあります。
このスマートコントラクトを使用しているDappsにより、多くの仮想通貨のICO(イニシャルコインオファリング)が行われています。
イーサリアムを使用してICOが行われ、大きな価格上昇を見せた、EOSなどはERC20から、独自のメインネットを使用して行くことが発表されています。
ERC20を使用している仮想通貨が多い分、ERC20同士でサポートしている取引所やウォレットも存在しており、利便性や仮想通貨の新規参入もあることから今後も、イーサリアムを使用したICOや仮想通貨は増加して行くでしょう。
懸念点としては、ICOで大量に調達したETHの売り圧力でしょう。
具体例を出すと、2017年にICOを実施したEOSが大量のETHを売っていることで、ETHの価格が下落、市場全体に悪影響を与えていることが考えられます。
これからもイーサリアムがプラットフォームとして猛威を振るい続けることは明らかですが、問題点が多いことも確かです。
果たしてVitalik氏の目指す世界は実現されるのでしょうか。