リップルCTO、無名アルトコイン投資で30万ドルの損失を明かす
リップル 社の最高技術責任者(CTO)であるDavidSchwartz氏は、無名アルトコインへの投資で、30万ドル(約3,200万円)以上を失ったことを明らかにした。
実名制のQ&AサイトであるQuoraでの11月2日の投稿によると、「災難なことにかなりの数の無価値な仮想通貨を購入してしまいました。完全に無価値になったトークンだけで私の総損失は、30万ドル強です。」と投稿し、今回の損失が明るみになった。
Schwartz氏は、Blocktix(TIX)、DICE、Flash(FLASH)、Vezt(VEZT)、Amp(AMP)、Signal Token(SIG)、Bee(BEE)などに投資したことを明らかにしており、これらの通貨の多くは実際に、2017年と2018年に無価値になっている。2017年は仮想通貨バブルが発生した年であり、それ以降数多くの仮想通貨プロジェクトやトークンがリリースされてきたという過去がある。
これらの通貨は一通貨当たりの価値が非常に小さく市場では「草コイン」と呼ばれ、その価値が数百倍になったことなどから多くの投資家の注目を集めていた。しかし、2018年にリリースされた草コインの90%ほどが実体を持たない、またはきちんとした運営がされていないトークンであったことも判明している。
またSchwartz氏は、2012年10月に40,000ETHを販売したことを明らかにしており、ETHの価格は現在454ドルであるため、Schwartz氏がこれらのETHを保有し続けていた場合、1,800万ドル以上の価値があったようだ。さらに当時、ビットコイン(BTC)を750ドルで、XRPを0.10ドルで販売したとも述べており、これまでに多くの失敗があったことを語っている。
実際、多くの著名な投資家は、BTCだけでなくアルトコインも多く保有しており、億万長者のTim Draper氏は9月に、30,000以上のBTCに加えて、ビットコインキャッシュ(BCH)、XRP、テゾス(XTZ)、アラゴン(ANT)を所有していることを明かしている。