米仮想通貨取引所Gemini、UNIなど15のDeFiトークンを追加
米国の仮想通貨取引所Geminiは、Uniswap(UNI)、Yearn.finance(YFI)などをはじめとする15の新たな分散型金融(DeFi)トークンを追加したと発表した。
発表によるとGeminiは26日より、Balancer(BAL)、Curve(CRV)、Ren Network(REN)、Synthetix Network(SNX)、UMA(UMA)、Uniswap(UNI)、Yearn.finance(YFI)が、Geminiの取引プラットフォームおよび、カストディサービスの両方でサポートされる。今回の上場についてGeminiは、次のように述べている。
これらの新しいトークンの追加により、合計24のクリプトーに対して取引とカストディのサポートを提供し、さらに10のクリプトーに対してカストディのサポートを提供することになりました。
イーサリアムベースの分散型取引所(DEX)Uniswapは、約1週間ほど前に独自のガバナンストークン「UNI」をローンチしており、既にDeFiで最も広く流通しているガバナンストークンの一つまで成長している。またローンチ後のわずか1日後には、Uniswapにロックされたイーサリアムは16億ドルにまで急騰している過熱ぶりである。
そしてUniswapローンチまでに人気を博したイールドファーミングプロトコルYearn.financeのガバナンストークン「YFI」は最近、38,682ドルでピークを迎えており、ビットコイン価格(当初:11,596ドル)の4倍近くに達し、ビットコインが誕生してからの最高値である約2万ドルと比較して2倍近く価格上昇を記録している。
また取引サービスでの上場についても、以前にGeminiのカストディサービスのみで提供されていたDecentraland(MANA)、Kyber Network(KNC)、Maker(MKR)、Storj(STORJ)、0x(ZRX)の5つのトークンも取引可能になっており、3つのDeFiトークンであるKeep Network (KEEP)、Wrapped Bitcoin (wBTC)、tBTC (tBTC)は初めて、カストディサービスに使いされる形となる。
しかし、昨今のDefiブームの加熱による過剰なサポートにはいくつかの懸念点も存在している。仮想通貨取引所バイナンスのCEOは、DeFiトークンなどの多くのプロジェクトトークンの価値について、50%以上を失う可能性があるとユーザーに説明している。だが、投資家はこの説明に対して、取引所側のリスティング精査にも問題があるとして、様々な意見が飛び交っている。