BitPay、米国初の暗号プリペイドマスターカードを発売

米ビットコイン決済サービスプロバイダーBitPayは、米国で最初の暗号化プリペイドマスターカードを公開した。これにより米国ユーザーは、変換手数料を支払うことなく、保有している仮想通貨を法定通貨に変換できるようになったとのことだ。

発表によると、プリペイドマスターカードは現在、ビットコイン（BTC）、ビットコインキャッシュ（BCH）、イーサリアム（ETH）、リップル（XRP）、ステーブルコイン（USDC）、ジェミニドル（GUSD）、パクソススタンダード（PAX）、Binance USD（BUSD）に対応している。

ユーザーは、マスターカードが利用できる場所であればどこでも購入にカードを使用できるとのことで、ATMの現金引き出しのほか、お客様はモバイルアプリを使用してカードの再読み込みトランザクション履歴の表示、カード設定の管理を行うことができる。

BitPayのCEO、Stephen Pair氏は、「BitPayカードは、消費者に新しい利点と機能を提供し、通貨リスクのないビットコインやその他の仮想通貨を使いやすい残高に簡単に変換できるようにします。」と述べている。また、マスターカードのデジタルパートナーシップ担当は、「私たちは、人々が個々のニーズに最適な方法で取引できるようにしている。私たちは、世界中のフィンテック企業と協力して、消費者の選択、柔軟性、進化する好みに対応していくつもりです。」と述べた。

最近の調査では、米国では3650万人の人々が何らかの形で仮想通貨を所有していることがわかっており、プリペイドマスターカードを利用することで金融に関してさらなる柔軟性と選択肢を提供することを目指しているようだ。