仮想通貨先進国スイス、ブロックチェーン促進へ大きな一歩

仮想通貨先進国スイス、ブロックチェーン促進へ大きな一歩

スイスの行政機関を担う連邦参事会は27日、ブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)に関する法的枠組みを再構築するため、修正方案を公開した。

公開された文書によると、法的な確実性を高め、DLTに基づいたアプリケーションの障壁を取り除き、乱用などのリスクを減らすことを目的としている。 この文書の主な主張は、。スイスにおける法的枠組みが、DLTを含む新技術に対処するのに適していることを示すこととなる。

同連邦参事会は2018年12月、金融セクターにおけるブロックチェーン技術とDLTの法的枠組みに関する文書を公開。この時は、同国が金融業界とDLTを採用する企業によって、「革新的な先進国の確立と発展」を可能にすると強調している。

スイスは冒頭で解説したように、仮想通貨やブロックチェーンに前向きな姿勢を貫いている。今月12日には、スイス・ツーク州に拠点を置く仮想通貨銀行SEBAが正式にサービスを開始している。SEBAは2018年4月に設立され、伝統的な銀行業と並行して、仮想通貨通貨の促進をはじめとした資産の管理や取引、保管などの幅広いサービスを提供している。

また今年1月にも、スイスのファルコン・プライベート銀行にて、仮想通貨を法定通貨に交換して出金が可能な独自ウォレットを発表しており、仮想通貨の領域については、昨今話題となっている中国よりも先進的な考えを持っている。

スイス銀行、仮想通貨を法定通貨に交換可能な独自ウォレットを発表

2019.01.24

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