世界的財閥のロックフェラーがベンチャーキャピタル企業のコインファンド社と提携
世界でトップ大富豪として知られるロックフェラー財閥所有のベンチャーキャピタルであるVenRock(ベンロック)社が、ブロックチェーン技術リサーチ諮問機関であり仮想通貨投資グループを行なっているCoinFund(コインファンド)社と提携することをフォーチュン誌が報道しました。
CoinFundは多くのプロジェクトを支援しており、最近ではICOプラットフォームを運営するコインリストに投資をしています。
ロックフェラー財閥は、初代のジョン・ロックフェラー氏のスタンダードオイル社創業から始まり、莫大な富を築き上げ、現在に至るまでロックフェラー家は世界有数の大富豪とされています。現在のVenRock社を創設したローレンス ロックフェラー氏は、科学と技術を主な投資対象とするベンチャーキャピタルでビジネスを展開しています。
VenRock社の際を見通す力は、インテルやアップルがまだスタートアップ企業だった最初期から投資を行ったことで実力も確かなものと証明されています。
さらに最近の投資についても、Nest、Dollar Shave Clubなど、短期間で数十億ドルを超える企業へと成長を遂げています。
このVenRock社の共同経営者であるDavid Pakman(デビット・パックマン)氏は、Fortuneの技術と金融番組で、仮想通貨スタートアップへの投資に焦点を当てているCoinFund社との提携について、次のように語りました。
「我々は忍耐強い長期の投資家である。5年先、10年先になにが起きるか考えており、全員が参加できる分散型台帳やトークン経済によって、様々な市場に根本的変化を起こすことができるだろうかと考えている。」
さらに、非中央集権型システムは、いずれは従来のベンチャーキャピタルの資金調達と肩を並べる可能性があるとして、「実を言えば、消滅するのが見たい」「どのプロジェクトが資金を調達して順調なスタートを切れるかを、少数の人が決めるべきだとは思わない」と続けて述べました。
これまで数々の投資を成功させ、先見の明も確かであるVenRock(ベンロック)社が仮想通貨市場に参入したことにより、多く投資家やユーザーは信頼を置き投資を始めることが予想されます。市場も回復傾向にありますます期待が持てそうです。