中国政府、ブロックチェーン・ビットコイン・イーサリアムに関する25本のビデオを公開
中国共産党中央宣伝部(CCPPD)が、一般の人々を教育することを目的としてブロックチェーン技術に関するビデオを25本公開した。中国政府機関であるCCPPDが公開したビデオの内容は、ブロックチェーンはもちろん、ビットコインやイーサリアムに関する情報も含まれているという。
中国政府は2019年に突入し、ブロックチェーンに関する情報の提供と、一般の人々に対する教育コンテンツの取り組みを強化している。公開された動画のラインナップは以下の通りだ。
- ブロックチェーン技術の紹介
- コンセンサスアルゴリズムの仕組み
- ビットコイン
- イーサリアム
- スマートコントラクト
- ブロックチェーンプログラミング
- ブロックチェーンベースのセキュリティ
- ビッグデータ
- その他
これらのビデオシリーズは、ブロックチェーン分野において完全に知識のない人々を対象に作成されているが、同分野の知識が豊富な人々へも広範囲な教育サポートを展開している。これらの中国政府による熱心な教育サポートは、中国国内がブロックチェーン・仮想通貨にオープンな状態であることを示している。
中国政府が加速させるブロックチェーンの領域
中国の習近平国家主席は先月24日、中国共産党の政治局委員会の会合にて、「ブロックチェーン技術を促進し、推奨していく」と発言したことから、同国においてブロックチェーン技術の関心が高まっている。その証拠に、翌日には中国のブロックチェーン技術をはじめとした関連株が高騰。上海と深セン市場でストップ高となっていた。
さらには中国証券監督委員会の前会長副会長である江陽氏が、「四川省はブロックチェーンとデジタル分野でのサポートをするために、安価な水力発電を引き続き活用すべき」だと指摘している。
これらの活動や状況が過発化すれば、ブロックチェーン領域において中国は、世界をリードするブロックチェーン先進国になる可能性が高そうだ。
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