仮想通貨取引所バイナンス 、200万BNBをバーン
世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスが、9回目のBNBのバーンを行なったことが明らかになった。仮想通貨市場でいうバーンとは、文字通り焼却という意味で通貨の一部を消滅させることで流通枚数を減らすこと。通貨の流通枚数が減ることで通貨の希少価値が上昇すると考えられているものである。
今回行われたバーンでは約2,061,888BNBが消滅し、ドル換算で3,600万ドル(約40億円)に相当が市場から消滅したことになり、前回の焼却数808,888BNB(約26億円)よりも増加した。そして、今回のバーン数が前回よりも上回った理由をバイナンスのジャオ・チャンポン最高経営責任者(CEO)は、バーン数が大幅に増加した要因として証拠金取引などの新しいサービスの導入や仮想通貨をよりアクセスしやすくするための法定通貨の取り扱い数の増加などの他、多数のサービスが実を結び始めたことを挙げている。
またバイナンスでは、第3四半期には先物取引を開始しており、P2Pトレーディングなどの最新サービスとともに第4四半期にそれらの貢献が始まると期待しているともCZ氏は述べている。
BNBが続けてきた焼却(バーン)について
BNBは0.11USDでICOをして以来バーンを繰り返しており、バーンの時期に順調に価格を伸ばし2019年には354倍となる39ドルを達成している。BNBがこのように価格を伸ばしている要因として2019年からはIEOという取引所上のクラウドセールを行なったり、Binance Chainを開発しBinance DEXを展開するなどBNBの価格上昇につながる行動を続けてきたことが挙げられる。
また、BNBのバーンは3ヶ月に一回年に4回行われることになっており、次回のバーンは来年1月を予定している。このバーンはBNBの総枚数が1億枚になるまで続けられることになっているため今後も継続的にバーンが行われ、価格の上昇が期待されるであろう。