Bakktのビットコイン先物、「9月23日」に正式ローンチが決定
ビットコイン先物取引の提供を予定するBakktは16日、昨年から待ちわびていたビットコイン先物の取引プラットフォームを今年9月23日にローンチする予定であると明らかにした。Bakktは今回のプラットフォームの正式ローンチへ向け、自社認証プロセスを通じて米商品先物取引委員会(CFTC)から既に承認を得ており、今年7月23日にはビットコイン先物取引のテストを開始している。
世界最大の証券取引所ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)は、ビットコイン先物取引を提供するために設立したBakktの親会社でもあり、ビットコイン先物取引の正式ローンチの時期が、第三四半期(7月から9月)であることが噂されていた。
Bakktのビットコイン先物は本当にスタートするのか
今回、Bakktの公式ブログにて発表されたビットコイン先物取引のローンチについて、同社のCEOであるKelly Loeffler氏によると、今後のビットコイン先物取引の市場を以下のように説明している。
「ニューヨーク州財務局の承認を得て、適格なカストディアンであるBakkt Trust Companyを設立し、Bakkt Warehouseは物理的に引き渡された先物のビットコインを保管します。これにより、機関グレードのインフラストラクチャが十分に提供されていない市場で、規制されたグローバルにアクセス可能な取引所とともに、顧客に前例のない規制の明確さとセキュリティを提供します。」
今回、ビットコイン先物の提供を正式発表したBakktだが、最初の正式ローンチは昨年12月に設定されていたものの、規制当局や政府機関のトラブルから延期されることを発表。約第三四半期ぶりとなるビットコイン先物取引ローンチの正式発表となった。
しかし前回同様、正式ローンチ日が発表されていてもなお、先物の関する規制の不十分など理由から再びビットコイン先物取引の申請が取り下げられる可能性もある。だが、Bakktは前回もビットコイン先物の申請の取り下げをしていることから、信用性の観点から見て今回こそ正式ローンチに大きな期待が寄せられている。