60億ドル相当の、ビットコイン取引に関するデータが公開

60億ドル相当の、ビットコイン取引に関するデータが公開

ビットコインなど、仮想通貨の基盤となるブロックチェーン技術を分析する英企業Elliptic(エリプティック)は、マサチューセッツ工科大学(MIT-IBM Watson AI Lab)の研究者とともに、ビットコイン取引のデータセットを公開した。今回、公開されたビットコインのデータセットでは、約60億ドル相当のビットコイン取引(20万3769件)に関するデータが公開され、その結果「非合法」の取引が全体の約2%、合法および、正常な取引が21%となった。

エリプティックらが開発した、ビットコインの断片的なデータを活用し、独自の学習ソフトウェアによって公開されたレポートによると、20万3769件のうち、4545件に相当する約2%のビットコイン取引が、非合法として検出されたという。この非合法な取引データは、詐欺、マルウェア、テロ組織、ダークネット市場、またはその他の不法などに定義されている。

それに対して、合法的なビットコイン取引は全体の42,019件(21%)として分類され、その活動には取引所、マイニング、ウォレット関連会社、その他のサービスなどが含まれる。しかし、残りの77%の取引は未分類とされ、正確な情報を細かく分析するのは難しいという。

エリプティックの共同創設者であるTom Robinson氏によると「Ellipticはブロックチェーン上の金融犯罪を発見するためにさまざまなテクニックを使用している。」と話しており、仮想通貨のデータセットについて次のように述べている。

「仮想通貨のデータセットは金融犯罪の検出を容易にするために、機械学習などの高度な技術の範囲を使用しています。MIT-IBM Watson AIラボの研究者との共同作業により、クライアントが利用可能な最も正確で効果的な洞察にアクセスできるようになり、コンプライアンスコストを削減し、サービスが犯罪者に悪用されないようにします。」

一方、MIT研究者Mark Weber氏は「今回のデータセットのリリースによって、AMLのための新しい手法とモデルの開発に貢献することができる」と語った。

Elliptic、1年前にも類似研究を公表

分析業務のほかに、ブロックチェーントランザクションに関連する犯罪性を識別するためのツールを作成することで知られるElliptic。2018年にもマネーロンダリングに焦点を当てたビットコイン市場の分析レポートを発表しており、不正行為に関与した取引は全取引のうち1%未満だと明らかにしている(最も高い割合で2013年の1.07%)。

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