JPEXは膨大な量の詐欺被害の苦情に直面
香港警察は、大量の詐欺被害の告発を受けて、仮想通貨取引所JPEXの関係者6人を逮捕したと伝えられている事が分かった。
2023年9月18日(月曜日)、JPEXは香港のプラットフォームでの取引を停止。この措置は「関連機関による不公平な扱い」であると考えられ、第三者のマーケットメーカーに責任を負わせた。現地メディアの報道によると、香港警察が行動を起こし、問題を抱えた取引所JPEXとの関係が疑われる男性4名と女性2名の計6名を逮捕したことが明らかになった。
逮捕されたうちの2 人は、Youtubeインフルエンサーとして知られている、ジョセフ・ラム・チョク(Joseph Lam Chok)氏とチャン・ウィンイー(Chan Wing-yee)氏である。両氏はオンラインの多数の視聴者にこの取引所を宣伝したとされている。
JPEXおよび関連した不正行為に対する苦情が殺到
報告書によると、これまアデにJPEXおよび関連した不正行為を主張する1,408件の苦情が当局に殺到しており、その金額は総額約10億香港ドル(約189億円)に相当する。
当NEXTMONEYの2023年9月14日付特集記事「香港証券先物事務監察委員会はJPEXによる無秩序な仮想通貨取引に警告」で報じたように、香港SFC(香港証券先物事務監察委員会)は最近、JPEX のライセンス状況に関して警告を発している。警告の主な根拠は、JPEX が有効なライセンスなしで仮想通貨取引所を運営していることにある。逮捕と同じ日、JPEXは「ライセンス制度の猶予期間が終了する」前に香港の仮想通貨規制要件を順守するために積極的に準備を進めてきたと発表。しかし、同地域の他の取引所と比べて不公平な扱いを受けているとJPEX側は主張し、次のように述べている。
しかし、SFCは約束を果たさなかった。他の仮想通貨取引所が香港市場への参入を発表し、大規模なプロモーションを開始したとき、JPEXは継続的に不当な扱いを受けました。
JPEXは突然サービスを停止
これは、JPEXが突然のサービス停止についてユーザーに説明したわずか1日後のことである。
JPEXは9月17日、「アーン取引サービス」におけるすべての取引を停止したことを利用者に通知する声明を発表し、この変更は24時間以内に有効になると述べた。同サービスの停止は、第三者マーケットメーカーによる流動性不足が原因だとし、安定維持のためには構造に変更を加える必要があると説明している。