ブラジル公共交通機関の切符が、ビットコインで購入可能に

ブラジル公共交通機関の切符が、ビットコインで購入可能に

ブラジルの現地メディアによると、セアラー州のフォルタレザ市において、ビットコイン(BTC)で公共交通機関の切符を買うことが可能になると報じられた。システムの実装は2019年末までに行われる予定という。

COOTRAPS(セアラ―州自治旅客運送業協同組合)によると、BTCでの決済はフォルタレザ市の発券アプリに実装され、利用者がQRコードをスキャンしてBTCで決済することができるようになる。

また、現地メディアの報道によれば、COOTRAPSは、フォルタレザ市が今後、ほかのアルトコインを発券アプリに実装することを示唆したが、どのアルトコインが検討されているかは明らかにされていない。

COOTRAPSの最高財務責任者は、実装の利点について、このように話した。

「公共交通へのBTC実装は官僚主義を打破し、より多くのユーザーを輸送することを可能にする。我々はより多くの人の流通させることができ、コストも削減できる」

フォルタレザ市はブラジル北東部、セアラ州の州都。大西洋を望む港湾都市で、砂糖やコーヒー、綿花などの産業が盛んであり、人口は264.3万人(2018年)ほどだ。

仮想通貨決済が進んでいるブラジル

ブラジルでは、決済への仮想通貨の導入が進んでいる。

2018年9月には小売大手ビア・ベレージョが、ブロックチェーンを基盤にした決済サービスを手掛けるエアフォックス(Airfox)と提携。同12月には、首都リオデジャネイロのスーパーマーケット「OásisSupermercados」が仮想通貨の支払いの受け入れを開始している。