2019年第2四半期のIEOパフォーマンスが550%を超える
2019年に入り、バイナンスを中心に盛り上がりを見せるIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)は、今年第2四半期のパフォーマンスが大幅に改善し、前四半期比で550%以上も向上していることがCoinGeckoの報告書により明らかとなった。
多くの仮想通貨取引所は、半年の間に独自の「ローンチパッド」を設置し、驚くべき成功を収めている。
特に盛り上がりを見せるのは世界最大級の仮想通貨取引所Binanceが提供する「BinanceLaunchpad」だろう。
バイナンスのCEOであるCZが主導し、これまでIEOでローンチされたプロジェクトは全て成功している。
CoinGeckoの発表によると、4月、5月、6月に多くのIEO銘柄が上場し、IEO価格から金額を大きく上げているが、その評価額は年初来の3カ月で同じ基準を上回る1億9000万ドルだったという。
画像:CoinGecko
4月にはIEOにより34のプロジェクトが上場し、2019年全体で最高となる1億980万ドルを生み出した。5月は3060万ドル、6月には8710万ドル、第2四半期の合計では1年間で2億2760万ドルの調達に成功した。
最高のパフォーマンスを見せたIEOプロジェクトに関しては、Gate.ioで公開されたスマートコントラクトプラットフォームのWaykiChainで、1850万ドルを調達。
次いで、Lambda(1640万ドル)、PDATAトークン(1540万ドル)となる。
CoinGeckoは以下のように報告を〆た。
IEOプロジェクトでは、2000万ドルの上限額が引き上げられているようです。
たった5つのプロジェクトがIEOを通して1000万ドル以上を集めました。
2019年上半期に発生した金額の31%を占めています。