ビットコイン価格2019年最高値更新の背景には何があるのか
16日、ビットコイン価格は2018年5月以来となる9,000ドルを突破。さらに2019年最高値となる9,335ドル(コインマーケットキャップ価格)を記録した。
過去24時間では約7%の増加だが、過去7日間では約17%も急増している。
このビットコイン上昇の背景にある要因についてCCNのレポートでは以下のように述べられている。
- CMEビットコイン先物市場の開放の見通し
- 米中貿易戦争の結果としての地政学的リスクの増大
- 仮想通貨市場の周りの思考の改善
- VISA、Mastercardなど大手企業をパートナーとするFacebookの市場参入
- 2020年にビットコインが半減期を迎えるなど、いくつかの重要なファンダメンタルズ
世界経済の情勢悪化に対する懸念の結果として、投資家がビットコインの購入を急いでいると主張するのは難しいかもしれないが、多くの投資家が長期的にはビットコインがリスクヘッジの手段として進化していくと予測している。
PlaceholderVCのゼネラルパートナーは、米中貿易戦争による中国人民元の弱体化などがビットコイン価格に影響を与えていると分析を立てている。
8/ Furthermore, the US's trade war with China, China's tightening of capital controls to limit funds fleeing the country, and a weakening yuan all added fuel to $BTC’s fire.
— Chris Burniske (@cburniske) June 15, 2019
米国と中国の貿易戦争、中国の資本規制の強化、国外逃亡資金の制限、人民元の弱体化はすべてBTC価格上昇の燃料となった。
さらい続けて今後のビットコインについて、2018年と2019年と同様に、今後5~10年にわたってリスクオンとリスクオフの間で揺れ続けるだろうと見解を示した。
その後ビットコインの成長段階の終わりに近づくと、金と並んで数兆ドルのマクロ資産に成長した場合、それは国家に対するリスクオフヘッジとして使用されます。