仮想通貨取引所BitfinexとOKEx、お互いの取引所トークン(OKB、LEO)を上場すると発表
独自通貨であるOKBトークンなどを提供し、世界トップクラスの取引量を誇る仮想通貨取引所OKEx(オーケーイーエックス)に、他の競合である大手取引所Bitfinex(ビットフィネックス)の独自通貨であるLEOトークンが上場されることが発表された。
さらに同日、ビットフィネックス公式プレスリリースにて、OKBトークンをビットフィネックスの取引所プラットフォームへと上場することが発表された。
これによって取引所OKExへビットフィネックスのLEOトークンが上場、取引所ビットフィネックスへOKExのOKBトークンおよび、ステーブルコインのUSDKが上場する形となった。
独自通貨を抱えている取引所が、他の競合である取引所トークンをリストアップすることは珍しく、ビットフィネックスはテザー社ののUSDT問題など、様々な問題を抱えている話題の渦中にある中での発表となった。
OKExの公式発表
すでに詳細は、OKExのプレスリリースにて公式に発表されており、以下の取引ペアおよび入金時間などの詳細が明らかになっている。
- 入金:2019年6月12日午後12時(CEST、UTC)
- 取引ペア:LEO / BTC、ETH、USDT、USDK
- 取引:2019年6月13日午後12時(CEST、UTC)
Bitfinexの公式発表
- 上場通貨:OKB、USDK
- 取引:6月13日木曜日午前10:00 UTC
- 取引ペア:OKB / USD、USDt、ETH、BTC。USDK / USD、USDt、ETH、BTC、EOS。
OKEXの独自通貨であるOKBトークンは2018年4月に発表された取引所が発行する取引所トークンであり、現時点の時価総額ランキングは発表当時より大幅にダウンした1,848位にランクインしている。また、OKBトークンと共に上場されることが発表されたUSDKは、OKLinkが2018年6月3日にローンチしたドルに裏付けられたステーブルコインである。
そして注目はビッチフィネックスの取引所トークンであるLEOトークンである。ビットフィネックスは先月18日、0億ドルもの大規模な資金調達を完了させ、新規トークンとして「LEO(UNUS SED LEO)」を、同プラットフォーム上に上場させること発表。
この調達資金のどのようにして使用するのかは明らかになってはいないが、テザー社のUSDT裏付け資金問題が今回の上場によって、どのように左右するのか注目である。