2018年11月にビットコインキャッシュからハードフォークして誕生した「ビットコインSV」が、過去24時間で90%近く急騰している。
29日から上昇を始めたビットコインSVは、120ドル付近を推移していた価格から約225ドルまで急上昇している。
上位通貨ではほとんど目にすることは無いほどの急騰ぶりである。チャートを見ても「イナゴタワー」という言葉がぴったりな形を作っている。
この異常な上昇の要因は、中国で出回ったフェイクニュースによる買い圧力が原因だと思われる。
中国で拡散されたフェイクニュースは以下の通りである。
- Binanceがクレイグ・ライトを本物のサトシ・ナカモトだと認めた。
- クレイグ・ライトが5万BTCをBinanceに移動させた。
- ビットコインSVを再上場させて、CZがTwitterで謝罪をする。
このフェイクニュースを受け、BinanceのCEOであるCZは以下のような注意喚起を行った。
careful, it's caused by fake new circulation in China. I got pinged 20 times today, clarifying it is fake. https://t.co/I8jIm4C2kk
— CZ Binance (@cz_binance) May 29, 2019
注意してください。そのポンプは中国のフェイクニュースによって引き起こされています。
CZの発言によりビットコインSVがBinanceに再上場するというのは、完全にフェイクであるという事は明らかだ。
しかしフェイクニュースであるということが発覚してもなお、ビットコインSVの価格は上昇を続けている。