取引所バイナンス、「入金・出金・トレード」再開|仮想通貨BNBは「12.8%」上昇
世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)は15日21:30(日本時間)、これまでメンテナンスだった同プラットフォームを再開し、通常通りの運営をスタートさせた。
今回のバイナンスプラットフォームの開始では、メンテナンスでのアップデートが目的であり、「入金」「出金」「その他のアカウント機能」全てが使用可能となっている。
🚨 Trading is now LIVE! 🚨
Thank you, for all of your patience and incredible support. 💛 pic.twitter.com/DPZhBLLyL4
— Binance (@binance) 2019年5月15日
また今回のメンテナンスの終了によって、バイナンスの独自トークンであるBinance Token(BNB/バイナンストークン)の価格は発表直後に「約2,800円」まで上昇しており、「12.8%」の上昇率を記録している。
バイナンスのハッキング事件とメンテナンスについて
バイナンスのメンテナンスが開始されたきっかけは今月7日、7,000BTCという大規模なハッキング被害を受けていたことを報告。攻撃を行ったとされるハッカーは多数のユーザーAPIキー、2FAコード(二段階認証)などの情報に不正アクセスを行った可能性があるというものだ。
被害についてバインナンスCEOであるCZ氏は、「ハッキング被害を受けたのはバイナンスのホットウォレットであり、同取引所が管理するビットコインの約2%が保管されていた」と説明し、今回の被害資金についてSAFUファンドを利用し被害資産の補填を行い、ユーザー資産への影響はないと発表している。
そして現在、仮想通貨市場はこのハッキング事件が発生した後、ビットコイン価格は急激な上昇を記録。現時点のBTC価格は88万円まで上昇しており、1時90万円を突破するほどの上昇を記録している。