米国取引所Bittrex(ビットレックス)、同プラットフォーム初となる「IEO」の中止を発表|仮想通貨RAID
米国大手仮想通貨取引所Bittrex(ビットレックス)は14日、同プラットフォーム上で初となる資金調達方法、IEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)を開催する予定であったが、それを中止することを公式に発表した。
今回のIEOが予定されていたRAIDプロジェクトの中止を次のように説明している。
「ユーザーの信頼を得る上でできるだけ透明であり、我々はあなたに何が起こったのかをお知らせします。今回はRAIDの事業状況が大幅に変更されたため、IEOを中止することにしました。OP.GGはRAIDとの戦略的パートナーシップを終了しました。これはRAIDプロジェクトの重要な部分だったのです。」
IEOは従来の資金調達方法とは異なり、プロジェクトがトークンを取引所に送金し、取引所プラットフォームにて本人確認(KYC)を行うことで詐欺的なプロジェクトを未然に防止できることから、大きな注目を集める資金調達方法である。
IEOで有名な例だと、大手仮想通貨取引所バイナンスが第1弾目となるバイナンスローンチパッドにて、仮想通貨BitTorrent(BTT)を14分間ですべて完売。そして、第2弾目となる仮想通貨Fetch.AI (FET)を販売し、第1弾目をはるかに上回る約22秒で完売している。
IEOは、これまで一般的に使用されてきたICOの信用性という問題を解決し、これから大きな注目を集めることが予想されている。