大手金融サービスのFidelity(フィデリティ)社、3月に向けて「ビットコインのカストディサービスを準備」|ブルームバーグ報道

仮想通貨市場への参入はベンチャー企業のみならず、現在の金融市場で確立したサービスの提供を行う企業も参入し始めている。

大手金融サービスを手がけ、顧客サービスにおいて約2兆6000億ドル(約280兆円)以上の資金を管理するFidelity(フィデリティ)社は、ビットコインのカストディサービスを開始するために準備をスタートさせているとブルームバーグが報じた

現時点でFidelity社はビットコインのカストディーサービスを2019年3月までに開始できるように準備を進めているようだ。

Fidelity社と仮想通貨市場の関係性

同社は昨年8月、仮想通貨市場への参入に興味を持っていることが報じられ、その時点では仮想通貨取引所の開設に向けて雇用を始めていることが報じられた。また同年の10月にはヘッジファンドのような大規模な投資家向けの仮想通貨関連のサービスを提供する「Fidelity Digital Asset Services」の設立を発表していた。

ブルームバーグの報道によると、これらの非公開の情報に関して匿名の3人の従業員は次のように話したという。

「初期ソリューションの構築を継続しているため、現在、当社は対象となる一連の対象クライアントにサービスを提供しています」。今後数ヶ月の間に、ニーズ、管轄権、およびその他の要因に基づいて、見込み顧客と慎重に連携し、優先順位を決定します。」

Fidelity(フィデリティ)社は仮想通貨市場へ好意的な考えを持っており2018年12月には、2019年にビットコインなどの現物や先物取引のスタートを計画している仮想通貨取引所ErisXに対して資金投資を行なっている。

今回のFidelity(フィデリティ)社が事業計画を進めるカストディーサービスは仮想通貨市場での管理に関して大きな一歩となりそうだ。

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