仮想通貨取引所バイナンス、OTCトレーディングデスクの開始を発表
仮想通貨市場は2018年の暴落を引き起こすなか、仮想通貨取引所Binance(バイナンス)は着々と事業展開を進めている。
同取引所バイナンスは22日、シンガポールにて開催されたBinance Blockchain Week(バイナンス・ブロックチェーン・ウィーク)のパネルチャットにて、OTCトレーディングデスクを開始することを主席財務責任者であるWei Zhou氏が発表した。
OTCトレーディングデスクの開始の理由について公式ツイッターでは「ユーザーに流動性を提供するため」と説明した。
“#Binance has launched an crypto OTC desk providing additional liquidity to our exchange users” – @weizhouBinance https://t.co/qVBPaiKgyX
— Binance (@binance) 2019年1月22日
OTCトレードディングについて
OTCトレーディングとは、売買に関する当事者同士がプラットフォームを介して直接的に取引することであり、店頭取引や相対取引と呼ばれている。売買に関する当事者は、個人対個人や取引所対個人で行われる場合がある。
主にOTCトレーディングを使用する目的として、仮想通貨取引所での板が少なく流動性がないことから大口のユーザーや投資家などが使用することが多い。
OTCトレーディングについては、ビットコインETFの申請を行ってるVanEck社の子会社であるMV Index Solutions(MVIS)社 は2018年11月、ビットコイン(BTC)のみに対応したビットコインOTCスポット・インデックスを開始。
このビットコインOTCスポット・インデックスは、大口の投資家が一般的な取引所の板で売買できない取引と少額の取引機ユーザーおよび投資家を結ぶ役割を担っている。