目次
仮想通貨評価サイト「WeissRating」が2019年以降の仮想通貨市場を予測
仮想通貨の評価サイトである「WeissCryptoCurrencyRating」が、2019年以降の仮想通貨市場を予測した。
2018年は災害の年であったとしているが、それは市場価格の下落という点に限ったことで、ブロックチェーンなどの技術面に関しては大きな進歩の年であったとしている。
ハッシュグラフはブロックチェーンを超えた革新的なアプローチで開発を進め、非ブロックチェーンアプローチに基づいたHolochainは世界で話題となった。
さらにビットコインは取引スピードをアップするためにLightningNetworkを立ち上げた。
投資家に関しても、市場の根本的な健全性に対する意識も前向きな方向に変化した。
WeissRatingの2019年の予測は2つのモデルに基づいている。
- 主要な市場動向のタイミングを予測する似に役立つWeissRating社のサイクルモデル
- WeissRatingの評価モデルは、リスク・報酬・技術・採用の最も強い組み合わせを持つcoinを識別する
それぞれのモデルは、毎週分析される数万ものデータによって推進され、両者が一体となって予測サポートしたものである。
予測#1「ビットコインは、これまで以上に価値のあるストアとして使用されるようになる」
ビットコインの特性は、ユーザー間で価値を保存し伝達することを容易、安全、そして効率的にする。
それはいかなる政府によっても没収することは出来ない。そのようなプロパティを提供する資産は他になく、現在この点に関してビットコインを破る競合はないと考えている。結果:ビットコインは「真のデジタルゴールド」になるために進んでいる。
予測#2「ビットコイン価格は再び上昇し、新たな史上最高値に向かう」
2015年までにビットコインは4回、弱気な市場の中で70%以上の減少を記録している。
そしてその度に「専門家」と言われる人々が「ビットコインは死亡した」と記事を書いた。しかし、それでもビットコインは回復し、底からピークまで6,300%の平均利益をもたらし、新しい強気市場に乗り出している。そして昨年、ビットコインは5度目の弱気市場を迎え、やはり専門家達は「ビットコインの死亡記事」を誇大して書いた。
しかし第1世代の仮想通貨の欠陥を修正するという大きな進歩を遂げた。一部の仮想通貨は採用が劇的に改善されている。市場全体的に見ても、新たな強気市場のための基礎が築かれたと言える。
結果:以前の弱気市場の後と同じようにビットコインは再び上昇し、新たな史上最高値を目指す。
予測#3「一部のアルトコインが、相対的な不透明度から、過去最高の20倍にまで上昇する」
アルトコインの数は多く一般的には知られていないものも多い。しかしその中でも優れた技術を持つ少数の企業は、採用が増えるに連れ、実社会でも注目を集めるだろう。
そしてそれらは最終的に過去最高値に戻ると考えられる。さらなる上昇の可能性があるものもある。
予測#4「選ばれた仮想通貨のグループが新たな種類のインターネットを構築するために競争する」
EOS、Cardano、Holochainなどの通貨が、インターネット3.0(より安全で持続可能な世界規模のWeb)を開発するための責任を担っている。
それら以外の通貨はまだ市場に出てきていないが、その間にも多くの競合他社がこの分野に参入している。しかし、その殆どが失敗に終わると考えているが、勝利した時の恩恵は莫大なものだ。
最先端の仮想通貨が、インターネット3.0の作成に成功した場合、時価総額で何兆ドルもの価値になる可能性がある。
予測#5「特定の仮想通貨は銀行業界を混乱させる」
ビットコインは新しい支払手段として作成されれたが、今の所実現には至っていない。
しかし、XRPとStellarは、まさにそれに特価した通貨であり、金融市場、送金、電信送金業界を混乱させる可能性がある。特にXRPは、世界的な銀行システムの決済ネットワークであるSWIFTの混乱を狙っている。
SWIFTの市場シェアを奪い、一部の分野で置き換えることが出来れば、XRPが最終的に世界一の仮想通貨になる可能性がある。
予測#6「消えていくコイン」
多くの仮想通貨は、革新的なものを何ももたらさないという単純な理由で消えていくだろう。
時価総額でトップ10に入っていても、BitcoinCash、BitcoinSV、Litecoinなどはその可能性がある。
革新的なユースケースはなく、時間がたつにつれ消えていくと思われる。
予測#7「新しいコインがトップ10に急上昇する」
現段階ではまだ曖昧だが、Holochain、HederaHashgraphなどの新しいコインが、市場に出ると時価総額で10位以内に達する可能性がある。
これらはインターネットの新たな信頼層になる可能性がある、非ブロックチェーンの分散元帳プロジェクトだ。
このトークンはブロックチェーンの競合他社のものよりも急速に価値があがる可能性が高い。