仮想通貨取引所OKCoin、南米での法定通貨取引を開始

今週木曜日、世界的に有名な仮想通貨取引所であるOKcoin(オーケーコイン)は中南米に新しく取引プラットフォームを設立すると発表した。取引の最初の対象となるのはアルゼンチンの法定通貨ペソとなっている。この取引プラットフォームの設立により、主な仮想通貨の現物取引と信用取引を行うことが可能になる。

今週の木曜日から、すでにアルゼンチンの法定通貨であるペソの入金が開始されている

OKCoinは、アルゼンチンの首都であるブエノスアイレスに拠点を設立し、中南米全域でこの事業をサポートする組織を作る計画だという。OKCoin USAの最高経営責任者であるTim Byun(ティム・ビュン)氏は「世界中にいる仮想通貨ユーザーの為に新たな市場開拓に全身全霊を捧げている。

アルゼンチンの消費者に安心して利用することができ、セキュリティーも万全な認可されたプラットフォームを提供できることを嬉しく思う。これは中南米の市場拡大の第一歩にすぎない。一般の投資家や機関投資家に信用してもらえる取引サービスを提供し、地域全体が成長できることを我々は目標として掲げている。」と述べた。

取り扱い仮想通貨について

利用可能となる通貨は、次のような仮想通貨が取り扱いされている。

  • Bitcoin(BTC)
  • Bitcoin Cash(BCH)
  • Ethereum(ETH)
  • Ethereum Classic(ETC)
  • Lite Coin(LTC)
  • Ripple(XRP)
  • Cardano(ADA)
  • Stellar(XLM)
  • Zcash(ZEC)
  • 0x(ZRX)

以上の仮想通貨以外にもステーブルコインが含まれ、他にも中南米の通貨が今後徐々に追加されていく予定だという。

OKCoinは世界中のユーザーに向けてすでにアメリカドルでの取引サービスの提供を行っていた。OKCoinはアルゼンチンの法定通貨ペソの取引を新たに追加する事により、中南米市場で仮想通貨を普及させる事を目標としているという。

また、今後はアルゼンチンの他にも中南米の国々の法定通貨を追加していく方針で、ベネズエラ、チリ、ブラジル、コロンビアなどの法定通貨を追加し事業を拡大していく予定である。

OKCoinのオフィシャルブログによると、OKCoinは全世界で110ヵ国以上で数百万人の登録者がいる世界でも有数の規制が敷かれた仮想通貨取引所の一つである。今から5年前に中国で設立されたOKCoinは、現在はアメリカカリフォルニア州のサンフランシスコに拠点を移し、アメリカ連邦法と州法の両方を遵守しているという。

OKCoinは、昨年11月にアメリカ金融犯罪執行ネットワーク(FinCEN)でビットコインの取引サービス事業を行う為に貨幣サービス事業(MSB)としてすでに登録を済ませている。OKCoinでは今年の初めからカリフォルニア州で法定通貨の取引を開始し、9月には仮想通貨対仮想通貨の取引が可能な州を21州に拡張している。