テザーゴールドがBNB Chainに上場
テザー(Tether)社は2026年3月26日(木曜日)、テザーゴールド(Tether Gold/XAUT)がBNB Chainで稼働を開始したことを発表した。
テザー社は、BNB Chainとバイナンス(Binance)にXAUTを上場し、USDt0クロスチェーンシステムを通じて12以上のネットワークにまたがる40億ドル(約6,385億円)規模のトークン化された金市場における60%のシェアを拡大。
これにより、世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスと数億人と言われるユーザーのエコシステムに、テザーゴールドという主要なトークン化された金商品を直接導入することになる。XAUTトークン1個は、LGD(ロンドン・グッド・デリバリー)基準の純金1トロイオンスの純金によって裏付けられ、この金は、LGD規格の地金としてスイスの金庫に保管されている。
XAUTの圧倒的な存在感
XAUTは時価総額約25億ドル(約3,990億円)を誇り、トークン化された金市場において圧倒的な存在感を示している。
トークン化された金市場全体の規模は約53億ドル(約8,459億円)と推定。続いてパクソス(Paxos)のPAX Goldは、時価総額約23億ドル(約3,670.8億円)で2位にランクインしている。なお、テザー社の最新レポートによると、同社は2025年末時点で52万トロイオンス以上の金を保有している。
テザーのパオロ・アルドイノ(Paolo Ardoino)CEO(最高経営責任者)は、現代の金融インフラの中で金を機能させることが目標だと述べたうえで、次のように語っている。
XAUTによって、私たちは金の本質を変えるのではなく、現代の金融システムで金を使えるようにするのです。このトークンによって金は瞬時に移動し、グローバルに決済され、デジタル市場と接続できるようになります。
同CEOは、この製品によって金は単なる保管物ではなく、積極的に活用できるものとして位置づけられると説明している。
BNB Chainが実物資産への取り組みを強化
テザーゴールドの導入により、BNB Chainはトークン化された実物資産における地位をさらに強化する。
時価総額で既に最大の金担保トークンであるXAUTの追加は、機関投資家によるトークン化されたコモディティの採用加速に伴い、この傾向をさらに強固なものにしている。
XAUTは、エルサルバドルのデジタル資産発行法に基づき登録されたデジタル資産サービスプロバイダーTG Commodities, S.A. de C.V.によって発行され、準備金の詳細および保管庫の証明書は、gold.tether.toで公開されている。バイナンスは3月26日にXAUTを上場し、無期限先物、レバレッジ取引ペア、元本保証型利回り商品を提供している。
この動きは、テザーが1月にScudoをローンチしたことに続くもので、ScudoはXAUTの小単位で、トロイオンスの1,000分の1に相当する。























