サッカークロアチア代表チーム、Kadenaブロックチェーンを活用した仮想通貨報酬を提供

サッカークロアチア代表チームが初の仮想通貨リワードを提供

クロアチアサッカー協会は、2026年ワールドカップ開催に先立ち、カデナ(Kadena)ブロックチェーン基盤の仮想通貨トークンを公式アプリに導入した。

クロアチアサッカー代表チームは、ファンに仮想通貨でリワードを提供する初のチームとなった。2025年10月7日(火曜日)、カデナ・ブロックチェーンはクロアチアサッカー連盟=HNSとの提携を発表。HNSのブロックチェーンを活用したファン向けリワードの提供を開始した。“炎の男たち”という意味が込められたチームの愛称にちなんで名付けられたチーム専用トークン「VATRENI(ヴァトレニ)」は、ファン限定のリワードを提供する。

同代表チームのファンは、アプリでジャージやマフラーなどの商品を購入するごとに、自動的に1%のVATRENIがキャッシュバック報酬として還元され、トークン保有者は、VIP体験、限定グッズ、その他の特典など、限定リワードが利用できる。また、将来的には、このトークンを試合チケットと交換できるようになることも発表されている。報酬として受け取ったトークンは、HNS公式ストアアカウントにリンクされたファンのデジタルウォレットに自動入金され、残高の確認や収益の追跡が可能になる。

ブロックチェーンがスポーツチームに独自メリットをもたらす

カデナとの提携により、HNS公式ロイヤルティトークンは2022年にポリゴン(Polygon)でERC-20トークンとしてローンチされ、カデナブロックチェーンに移行する。

VATRENIは、代表チームのファンエンゲージメントプラットフォームを強化するために設計されており、トークンベースのインタラクションを通じて、報酬の獲得、限定体験への参加、コミュニティでのより積極的な役割の発揮に使用可能だ。カデナのパートナーシップ責任者であるジョエル・ウッドマン(Joel Woodman)氏によると、ブロックチェーンはサッカーチームがチケット、グッズ、会員権といった分散したソリューションを1つのシステムに統合することを可能にする。同氏は発表に際して次のようにコメントしている。

クロアチアサッカー連盟にとって、Kadenaの統合はファンエンゲージメントと収益化におけるスムーズな飛躍です。基盤となるブロックチェーン技術は設計上、目に見えないようになっています。私たちの最優先事項は、シームレスで使い慣れたユーザーエクスペリエンスを通じて価値を提供し、ファンが学習曲線なしで自然に交流できるようにすることです。連盟はより多くの収益を生み出し、よりスマートな方法でファンにリーチし、旧式のロイヤルティプラットフォームのオーバーヘッドを回避できます。

なお、このVATRENIトークンは、現在はGate.ioで(のみ上場)取引可能となっている。カデナとHNSは今年初めに複数年契約を締結しており、今回の統合は同パートナーシップに基づく最初の実稼働となる。

 

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