ライトコイン(Litecoin)Xアカウントがハッキング被害=偽のソラナベースのトークンが宣伝される

ライトコイン(Litecoin)Xアカウントがハッキング被害に遭う

2025年1月11日(土曜日)、ライトコイン(Litecoin/LTC)の公式Xソーシャルメディアアカウントが、ソラナ(Solana)ネットワークで開始され、詐欺ライトコイントークンを宣伝したとされる被害にあったことが明らかになった。

日本語訳:
litecoinはみんなをだましたんですか?

このハッカーは、LTCがソラナに登場したという投稿をし、契約アドレスと詐欺トークンへのpump.funリンクが掲載された。現在は削除されているものの、投稿された文章は文法的に正しくない投稿をしていた。

日本語訳:
ライトコインのXアカウントが本日一時的に侵害され、承認されていない投稿が公開されました。これらの投稿はほんの数秒後に削除されました。この問題についてはまだ調査中ですが、侵害された委任アカウントをすぐに発見し、削除しました。ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

ライトコインチームはその後、この問題を解決したと発表しており、彼らは現在アカウントを管理していると指摘。攻撃は侵害された委任アカウントによるもので、その後削除されたと述べた。

ソーシャルメディアアカウントを標的に

最近、ハッカーは偽トークンを宣伝するためにソーシャルメディアアカウントを標的にすることが増えている。

偽プロジェクトや偽トークンを宣伝するためにソーシャルメディアアカウントをハッキングすることは、仮想通貨犯罪者の間では一般的である。ライトコインの事件は、偽トークンやフィッシング詐欺を宣伝するために組織や個人を標的にした一連の有名なXアカウントのハッキングの最新版のようだ。これらの詐欺は、資金や機密性の高いユーザーデータを盗むことを目的としており、サイバーセキュリティ対策を強化する必要性を強調している。

10月には、トゥルース・ターミナル(Truth Terminal)の創設者であるアンディ・エイリー(Andy Ayrey)氏のXアカウントがハッキングの被害にあっている。このハッカーは「IB」と呼ばれるトークンを宣伝するためにアクセス権を使用し、6億ドル(約945億円)の純利益を手にした。さらに同月に、Restakingプロトコル、EigenLayerのXアカウントが偽エアドロップキャンペーンを宣伝するためにハッキングされている。

これによりハッカーは、アカウントから複数の悪質なリンクを投稿し、シーズン2ステイクドロップを宣伝したとのことだ。

著名人や企業も標的に

一方で、11月初めにラッパーのウィズ・カリファ氏のアカウントもハッキングされ、ハッカーはこの機会に、「WIZ」と呼ばれる偽有名人ミームコインをこのアカウントで宣伝していた。

また12月8日、Cardano Foundation(カルダノ財団)のXアカウントもハッキングされ、攻撃者はSEC訴訟の疑いに関する偽情報を投稿し、詐欺トークン「ADAsol」を宣伝をしている。

この詐欺では、SEC(米国証券取引委員会)との法的問題のため、財団がネイティブ仮想通貨ADAのサポートを停止すると偽っていた。偽トークンは詐欺が発覚する前に50万ドル(約7,875万円)近い取引量を集め、ADAsolの価格は99%以上急落。さらに、Web3企業Animoca Brands(アニモカ ブランズ)の共同設立者であるヤット・シウ(Yat Siu)氏も、12月26日にXアカウントのハッキング被害に遭っており、他のケースと同様、詐欺師はこのアカウントを使って詐欺トークンを宣伝している。この詐欺トークンはAnimoca Brandsと呼ばれるソラナネットワーク上の偽ミームコインとして宣伝されていたものの、評判の高いWeb3企業とは何の関係もなかったとのことだ。