Crypto.comがUnderdogと提携してスポーツ予測サービスを開始
スポーツベッティング(※スポーツ試合を対象にした賭け)会社Underdog(アンダードッグ)は、Crypto.com(クリプトドットコム)と提携し、スポーツイベント契約を提供していく事がわかった。
予想市場は主流になりつつあり、2025年9月2日(火曜日)、UnderdogとCrypto.comは、規制対象スポーツ予想サービスの開始を発表。この提携により、Crypto.comのCDNAスポーツイベント契約がUnderdogのプラットフォームで利用できるようになる。Underdogによると、これは米国の人々に、規制された安全な方法でスポーツの結果に賭ける機会を提供。ローンチ時には、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)、NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)、MLB(メジャーリーグベースボール)、大学フットボールなど、主要スポーツリーグの結果への賭けが含まれる。
Crypto.comのマネージングディレクター兼グローバル・キャピタル・マーケット責任者であるトラビス・マギー(Travis McGhee)氏は発表に際して次のように述べている。
Underdogとの提携により、Underdogの技術を使ったオールインワンのアプリで取引が可能になり、全国のお客様のスポーツ体験を向上させることができ、大変嬉しく思います。私たちはスポーツイベント契約を最初に提供した企業であり、Underdogとの技術提携により、CDNAの革新的なサービスへのアクセスがさらに広がります。
新しいスポーツ予測市場の仕組み
ユーザーは、NFL、大学フットボール、NBA、MLBなど、さまざまなスポーツの試合結果を予測し、固定オッズではなく市場主導型モデルを用いて契約を締結でき、需要と供給が予測の価格を決定する。
Crypto.comは2024年後半に、CFTC(米国商品先物取引委員会)の監督下でスポーツイベント取引商品を全国展開。この展開、この種のプラットフォームとしては初めて連邦政府の規制を受けた事例の一つとなった。
Crypto.comと仮想通貨業界にもたらす意味
Underdogとの提携は、仮想通貨への露出とファンエンゲージメントを結び付け、ユーザーをCrypto.comの取引所やDeFi(分散型金融)製品へと誘導する可能性を高める。
ユーザーは法定通貨または400種類以上のサポートされている仮想通貨を使用して契約を取引できるため、仮想通貨と現実世界のユースケースのさらなる融合が実現。さらに、Sports Event Trading Regulatoryとの提携により、Crypto.comはスポーツ関連の取り組みにおいてCFTCによる規制上の正当性を獲得している。
これらのスポーツ関連のローンチにより、Crypto.comはより多くの人々に仮想通貨への関心を持ってもらうことが期待される。