CFTCが「Crypto Sprint（クリプト・スプリント）」を開始
CFTC（米国商品先物取引委員会）のキャロライン・ファム（Caroline Pham）暫定委員長は、デジタル資産分野における規制の進展を加速し、イノベーションを促進するための「Crypto Sprint（クリプト・スプリント）」イニシアチブを発表した。
CFTCは、米国における規制改善のための新たな取り組みにおける重要な一歩として、Crypto Sprintを開始。この新たな取り組みは、大統領作業部会報告書の勧告を実行するために、CFTCとSEC（米国証券取引委員会）が協力するものとなっている。より広範なプロジェクト・クリプトの一環であるこのプロジェクトは、米国が世界のクリプトキャピタルとなるというビジョンを推進することを目的としており、CFTCの主要目標は、仮想通貨規制の明確化と投資家保護の確保である。
SECとCFTCの協力は、米国が世界市場を支配し、主導するという目標の達成に貢献すると期待されており、この取り組みは規制の明確化とブロックチェーン・イノベーションの促進にも貢献すると期待されている。
CFTCが仮想通貨規制を強化へ
CFTCのファム暫定委員長は、公式発表にて、ドナルド・トランプ（Donald Trump）大統領の仮想通貨資本構想の実現に向けた「Crypto Sprintの開始を発表し、同暫定委員長は次のように述べている。
CFTCは、アメリカを世界の仮想通貨資本にするというトランプ大統領の構想の実現に向け、迅速に行動します。SECのポール・アトキンス（Paul Atkins）委員長およびヘスター・パース（Hester Peirce）委員と緊密に協力し、「プロジェクト・クリプト」の実現を目指します。今こそ規制の透明性を高め、デジタル資産市場におけるイノベーションを促進することで、仮想通貨の黄金時代到来という政権の公約を実現できます。
CFTCの仮想通貨規制への取り組み
CFTCが1月以降、規制の明確化とイノベーション支援のために複数の措置を講じている。
初の仮想通貨CEO（最高経営責任者）フォーラムの開催や、時代遅れのスタッフ韓国を撤回、仮想通貨のイノベーターや起業家にとってより明確なルールを提供するための新たな指令の発行などである。また、デジタル資産市場のパイロットプログラムについても複数回の議論を行い、業界のトークン化イニシアチブにオブザーバーとして参加。さらに、規制監督と業界の成長のバランスを取りながら、革新的なアプローチをテストするためのパイロットプログラムも検討している。
