サークル(Circle)、LIBRAトークン関連ウォレットから5,700万ドル相当のUSDCを凍結

サークルがLIBRAトークン関連のUSDCを凍結

Circleは、LIBRAトークンの発行に関連する2つのソラナ(Solana)アドレスにあるUSDC(USDCoin:USDコイン)を凍結した。

日本語訳:
注意:Circle、Libra関連5,700万ドル相当のUSDCを凍結
Circleは、Libraデプロイヤーウォレットを含む2つのLibraアカウントを凍結しました。
これらのアカウントには合計5,700万ドル相当のUSDCが含まれていましたが、現在、移動できません。

USDCの発行元であるCircleは、アルゼンチンのLIBRAトークンにリンクされた資産を救済するため、過去最大規模の資産凍結を実施。この単一の取引は、2つのUSDCアカウントに影響を与えたが、アルゼンチンの投資家が地元裁判所を通じて要請したことを受けて行われたもので、米国のBurwick Law(バーウィック法律事務所)も集団訴訟を進めている。

Arkham Intelligence(アーカム・インテリジェンス)は、これらのアカウントを「Libra」と「Libra Deployer」と分類。アカウントの1つには4,400万ドル(約64億円)、もう1つには約1,300万ドル(約19億円)のUSDCが保有されており、LIBRAの主要なシラーの1人であるHayden Davis氏の資金は凍結されていない。

資金凍結の要請はアロヨ・サルガド裁判所からCircle社に直接連絡を取り、5,700万ドルの資産凍結を要請。この凍結は、LIBRAの初期開発チームに属すると特定された複数のウォレットに影響を及ぼし、ローンチ直後に売却した初期所有者も含まれているという。

凍結要請は訴訟を起こしている投資家兼投資顧問によるもの

凍結要請は、投資家および投資顧問として訴訟を起こしている被害者マーティン・ロメオ(Martin Romeo)氏からのものであったことが判明している。

この要請は実際の凍結数時間前に出されたため、所有者が資金を移動し、正義と救済の試みを阻止するかどうかについて緊張が生じていたという。

今回の凍結は、米国を拠点とする投資家を代表して救済を求める、バーウィック法律事務所が主導する進行中の集団訴訟の中で行われているが、バーウィック側は、さらなる凍結要請について、現段階では表明していない。

ヘイデン・デイビスのUSDCウォレットはブラックリスト入りを回避

LIBRAをはじめとするミームトークンの主要推進者の一人であるヘイデン・デイビス(Hayden Davis)氏は、凍結されたウォレットには含まれておらず、デイビス氏は自身のKelsier Ventures社を通じて、現在374万USDCを保有している。

同氏のウォレットにある資産の大部分は凍結できず、残りのLIBRAやソラナ(Solana/SOL)も凍結されておらず、このウォレットは、SolanaのJupiterアグリゲーターを通じて17万4千ドル分のUSDCを移動したのみだ。同氏はそれ以外では、MELANIAで利益確定した以外は、ミーム取引に関しては活動していない模様だ。

 

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