ゲームストップが準備金戦略の一環としてビットコインの購入を開始
ゲームストップ(GameStop)は、準備金戦略の一環としてビットコインを財務準備資産として投資すると発表。
ゲームストップは2025年3月25日(火曜日)、同社取締役会はビットコイン(Bitcoin/BTC)を国庫準備資産として採用する決定を満場一致で承認した事を発表。この声明は、売上高の減少を示した同社の2024年第4四半期の純利益が1億3,130万ドル(約197億円)で、前年度の2倍以上となった事が報告された直後に出された。このような財務報告にもかかわらず、ビットコインを財務準備資産として投資することを決定する発表により、同社の株価は約6%上昇。限定的な仮想通貨へのエクスポージャーは、2025年に同社の財務状況を強化すると見込まれている。
マイクロストラテジーのビットコイン計画に追随するのか
米国のビデオゲームおよび電子機器小売業者であるゲームストップは、仮想通貨とWeb3に何度か手を出している。
2021年にRedditが引き起こした株価急落の後、同社は必ずしもうまくいくとは限らないが、新しい金融エコシステムに対してオープンになっている傾向のなか、同社は公式発表の中で次のように述べている。
ゲームストップは本日、取締役会が投資方針の更新を全会一致で承認し、ビットコインを財務準備資産として追加することを発表しました。
同社のビットコイン投資についてのうわさは先月から広まっており、同社のライアン・コーエン(Ryan Cohen)CEO(最高経営責任者)は、同社を主要なビットコイン保有者に導いたマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏と一緒に写真を撮っていた。その結果、これらの動きについてコミュニティは、ゲームストップがビットコインに投資するかもしれないと推測し始めた。
ゲームストップは、このビットコイン投資で、非常に必要な賭けに出ているのかもしれない。収益の傾向は心配ではあったが、同社はまだ本格的な危機に陥っているわけではない。ビットコインの年間成長率の上昇率を考えると、この賭けはゲームストップにとって報われるかもしれない。MicroStrategy と同様に、ビットコインへのコントロールされたエクスポージャーは、強気市場での同社の年間収益の増加に役立つ可能性がある。