ロシア中央銀行、一部投資家向けに限定的な仮想通貨購入許可を提案

ロシア中央銀行による新たな仮想通貨提案

ロシアの中央銀行にあたるCBR(Central Bank of Russia:ロシア連邦中央銀行)は、一部の投資家が仮想通貨を取引するための3年間の試験を計画している。

日本語訳:
ロシア銀行は投資家に対して限定的な仮想通貨の購入を許可する予定だ!この決定は、同国の暗号通貨に対する姿勢の変化を示すものかもしれない。規制はまだ進行中だが、この動きは仮想通貨市場に世界的な影響を及ぼす可能性がある。

ロシアの中央銀行は3月12日(水曜日)、ウラジミール・プーチン(Vladimir Putin)大統領の仮想通貨規制提案の要請に基づき、一部の投資家のみを対象に、少人数のグループにビットコイン(Bitcoin/BTC)の売買を許可する3年間の特別な実験的法制度(EPR)を提案。この計画は、一般投資家をリスクの高い市場から締め出しつつ、デジタル資産を規制する政府の取り組みの一環である。

この仮想通貨実験に参加できるのは、すくなくとも資産110万ドル(約1.6億円)の経験豊富な“高度な投資家”のみで、ロシアは、西側諸国の制裁を受ける中、仮想通貨を国際貿易に利用することを検討。ただし、中央銀行は、これが完全な仮想通貨の導入ではないことを明確にしている。

居住者への仮想通貨支払い禁止と使用拡大

ロシア中央銀行は、日常的な使用のための仮想通貨支払いを依然として禁止している。

同国では2021年以降、ビットコインやその他のデジタル通貨は、デジタル金融資産について法の下で制限されており、新提案は、仮想通貨は支払いではなく投資にのみ使用できることを確認。ただし、ロシアは、特に西側諸国の制裁後、国際貿易に仮想通貨の使用にオープンである。

小売仮想通貨支払いは禁止されているが、ロシアは外国貿易での仮想通貨の使用を模索しており、2022年以降、中央銀行は仮想通貨の国境を越えた決済に門戸を開き、企業がデジタル資産を使用して国際取引を行えるようにしている。

ロシア版マイクロストラテジーを意識か

今回の提案では、資格のある企業が仮想通貨に投資できるようにすることも示唆されている。

一方、ロシア銀行は、管理された仮想通貨投資の枠組みが現地市場の透明性を高めると考えており、これによってロシア企業は、大量のビットコインを蓄積してきたマイケル・セイラー(Michael Saylor)氏が率いるのマイクロストラテジー(MicroStrategy)に追随できる可能性がある。イーロン・マスク(Elon Musk)氏率いるテスラ(Tesla)やメタプラネット(Metaplanet)などの企業も同様のことを行っており、企業のビットコイン投資は増加傾向にある。

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