ユニスワップ(Uniswap)が Unichain L2メインネットをリリース

ユニスワップが Unichain L2メインネットをリリース

ユニスワップ(Uniswap)は、4カ月間のテストと1億件以上のオンチェーン取引決済を経て、イーサリアム互換のL2(Layer2)ネットワーク「Unichain(ユニチェーン)」をリリースした。

日本語訳:
Unichainメインネットが稼働中
・高速かつ低料金
・クロスチェーン流動性のために構築
・初日から分散化を優先
DeFiアプリの展開、トークンの発行、スワップ、流動性の提供などが可能になります

分散型取引所ユニスワップ(Uniswap)を運営するチームは、2025年2月11日(火曜日)、共同創設者のヘイデン・アダムス(Hayden Adams)氏がX上で、待望のL2ネットワークであるUnichainのメインネットをリリースした事を発表した。

このローンチは、1月下旬にユニスワップ v4がデビューしてからおよそ2週間後のことであり、ユニスワップは、分散型金融アプリケーション向けに広く採用されているブロックチェーン開発ツールキットであるOptimism(オプティミズム)のOP Stackを使用して、L2チェーンを構築した。

Unichainはステージ1のロールアップ

OP Stackを活用することで、ユニスワップはOptimismのスーパーチェーンコンセプト、つまりウェブ3やより広範な金融エコシステム全体でロールアップ技術を進化させるように設計されたロードマップに沿った。

コインベース(Coinbase)やクラーケン(Kraken)といった大手仮想通貨企業も、それぞれのL2チェーンであるBase(ベース)やInk(インク)にOptimismの開発者キットを使用している。

Unichainの立ち上げにより、ユーザー体験を向上させ、断片化した流動性を統合し、ネットワーク手数料を通じて追加収入を得ることを目指しており、手数料の約20%を徴収し、運営と開発の維持に役立てると報じられている。アダムス氏はUnichainについて、ステージ1のロールアップであると説明。しかし、彼は今後数カ月のうちにチェーンをさらに分散化する計画をほのめかした。

今後の改良についても予告

ユニスワップの共同設立者である同氏は、Flashblocksを含む今後の改良についても予告している。

また、同氏はOptimismと緊密に協力し、他のL2との連携を構築することで、スワップの実行、流動性の移動、DeFi(分散型金融)の体験をより容易にすることにも言及。UnichainはステーキングとブロックチェーンのセキュリティのためにUnichain Validationネットワークを活用することで、この新しいL2は、経済的セキュリティと検証の追加レイヤーとして、純収入の65%をUVNに流す予定であるとのこと。同氏によると、Unichainは80以上のプロジェクトで立ち上げられ、2024年10月に始まった4カ月間のテストネット段階で1億以上のトランザクションを処理している。

ユニスワップの新しいL2は、仮想通貨のオン・オフランプ・サービス・プロバイダーであるトランザクションとも統合され、この提携により、ユーザーはトランザクションの決済インフラを通じてデジタル資産を売買できるようになるとのことだ。