オランダで4つの仮想通貨企業がMiCAライセンスを取得

オランダで4つの仮想通貨企業がMiCAライセンスを取得

オランダにて4つの仮想通貨企業がMiCA（暗号資産市場）ライセンスを取得した事が明らかになった。

4つの仮想通貨企業がオランダでMiCAライセンスを取得し、EU（欧州連合）加盟27カ国すべてで事業を展開できるようになった。このライセンスは、AFM（Authority for the Financial Markets：オランダ金融市場庁）によって発行され、これらの企業はEU 27加盟国で事業ができるものだ。

2024年12月30日（月曜日）付けの提出書類によると、仮想通貨プラットフォームのMoonPay（ムーンペイ）、デジタル資産管理会社のBitStaete（ビットスタエート）、ビットコインライトニング・フィンテック企業のZBD、プライムブローカーおよび決済会社のHidden Road（ヒドゥンロード）の4社がAFMからライセンスを取得した。

企業がEU加盟国全体でサービスを提供するために

EUの仮想通貨規制枠組みでは、企業がEU加盟国全体でサービスを提供するには、どの加盟国からでもCASP（仮想通貨サービスプロバイダー）ライセンスを取得しなければならない。

加盟国によるMiCA実装期限であった2024年12月30日までの採用状況はまちまちだが、オランダは早期導入国の一つで、MoonPayのCEO兼共同創設者であるイワン・ソト=ライト（Ivan Soto-Wright）氏は次のように述べている。

MiCAは欧州のデジタル資産業界にとって極めて重要な瞬間であり、オランダのAFMと協力してこの新しい規制枠組みを最初に採用した国の一つになれたことを誇りに思います。

ファンエンゲージメントプラットフォームのSocios.comは、MFSA（Malta Financial Services Authority：マルタ金融サービス局）から規制対象の仮想通貨サービスプロバイダーとしての運営を承認されている。この承認は、クラス3仮想金融資産法（VFAA）ライセンスに対するもので、これにより同社は規制対象の仮想金融資産サービスプロバイダーとして運営できるようになる。さらに、英国は2024年末に仮想通貨取引会社GSR Marketsを公式仮想通貨登録簿に追加。この動きは、EUのアプローチに倣い、英国が仮想通貨ビジネスの規制にますます関心を寄せていることと一致している。